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週刊 子供連合

毎週日曜 午後12時30分 更新|ネタ切れしたら休刊

感想 東京喰種 PLAY BACK

◆感想 東京喰種 PLAY BACK



東京喰種フェス!

 初めて声優の生アテレコを拝見した。 アニメ映像と尺のズレなく喋ってるだけで「すげぇ」って思った。あれがカネキの叫びか。

 岸尾だいすけさん、舞台上でVTRが流れてる間、彼だけ目の前のモニターじゃなくて背後のスクリーンを観てたし、司会の方へ身体を向けていたのが印象的だった。

 オープニングがマモだった時点で既に面白かったよ。

 peopleは久しぶりの生演奏、österreichは初めまして(國光君が指揮者みたいにノリノリで身振り手振りが好きすぎた)。コシュニエも初めましてだけどしゅんすのベースプレイ凄かったし監督のファッション刺さった。asphyxiaは圧がバズーカだわ。やっぱ最後はTKソロだったけど、今回は上着が白だった、金曜のライブもunravel聴けたけどこっちは耳に優しい音量。

 俺も大学時代から喰種を追いかけ、その過程でPeopleやamazarashiと出会い、金木と同じくひたすら葛藤して生きてたから、今も身近なキャラでいる。そしてTKソロやPeopleライブで主題歌を聴くと「作品がまだ生き続けてる」って感じられて優しい気持ちになれる。かつての昔の自分に戻れる、とも。出会い別れ多く経験して死にたくなっても、そこには必ず"あの頃"の音楽や作品が残り続けてると、まだ生きていけるなって思う。独りになろうが世界情勢が変わってしまおうが。

 てなわけで、あざました!


◆移動中の出来事


 東上線が止まりました。上板橋で人身事故。午後は練馬に用事があったので、高島平から南下して東武練馬まで移動してました。都営6500形初乗り。三田線の各駅は、高度経済成長期な時代を思わせる(?)デザインが残っていて、団地もいい味わいでした。


 練馬で用事を済ませたところで、東上線が運転再開したので東武練馬へ。生活県内に東上線が追加されることに。

 で、朝霞台を経由して西国分寺へ。まだ17時を過ぎたばかり、イベントまで時間が余っていたので、東京方面へ寄り道。武蔵小金井へ。

 THE 平成な建物。銀行なんですって。吉野家で夕飯を頂き、立川へ。
謎のオブジェがたくさん置いてあったので、なんとなく撮影して巡りました。


 これはなんなんだ。


 こちらが東京喰種フェスの会場です。

 帰りも武蔵野線。乗れる気がしなかったので一本見送ったら、次は東所沢行。2本待つことになってしまった。

 ちなみに翌週の後半、水曜と木曜に風邪を拗らせました。TKのアーティスト生命より自分の心配が優先だった。そりゃ、毎朝日差しで1時間余計に早く目を覚まし、8時間働いて、夕方東京に飛んで、深夜帰宅で、一日間を置いたにしても夜ろくた眠らず、日曜日もグールフェスの麻酔で深夜帰宅後も疲労を全く感じなかったから。3日ぐらい間をおいてから魔が入り込んできたよな。危なかった。

People In The Box「六月の空を照らす」


amazarashi「夏を待っていました」
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感想 TK from 凛として時雨 Whose Blue Tour 2025 in Zepp Diver City

◆感想



 6月6日、6年ぶりにTKソロライブへ参戦しました。俺は30代、TKは40代と、十の位がレベルアップしました。WhoseBlue を聴きこんでいたらいつの間にか6月。チケットぴあをなんとなく確認したら、一般販売でチケットが残っていたので、息を吸うように購入。購入自体は6月4日だったので、ライブ当日ギリギリに滑り込みで参戦ということに。実は直前までSyrup16gのライブチケットとTKソロでどちらを取るか、脳内争奪戦が起きており、前者は水曜日、後者は金曜日。勤務形態の都合で土日週休2日なのが決め手となり、TKソロを取ることになったのでした。
 とはいえ、8日日曜日(翌日仕事)は東京喰種の公演が控えていたので、結局は翌日寝不足に陥る羽目になるんです。しかも6連勤だ。やられたね(後日風邪を引いた)。




 というわけで、当日。埼玉にある職場を定時退社し、いつもとは逆方向の列車へ飛び乗っていざライブ会場へ。新橋からゆりかもめ経由でZeppDiverCityへ。既にあたりは薄暗く、雲行きも怪しい。如何にもなライブ直前の空気でした。新木場STUDIO COASTでシロップと時雨が対バンしたエラフォっぽい雰囲気もあった。

 ――ライブ開始直後の急な暗転が好きで、その瞬間から非現実的な世界へ連れて行ってくれるのがたまらない。6年前のあの血圧が爆上がりする感覚よ、再来。

※覚書なのでMCは順番が前後している可能性あり。

OPSE「GRANT」
1「Microwaver」
 後になってこの曲の和訳が"電子レンジ"だと気づいた。つまりこれは電子レンジの歌。
TKは昔電子レンジでカジキマグロをチンしたらラップが溶けたって話をしていたから、それで後述の単語を頻繁に使っていたのだろうか。
2「クジャクジャノマアムアイア」
 会場の後ろから後方彼氏面しながら見てましたが、手を振りかざす人が多い。
MC
「エキサイトしてますか?」
「僕らも…」
途中セリフが飛んで両腕広げたままフリーズするTKで観客「???」からの笑い
「(仕切り直して)エキサイトしてます!」
この時点でTKが過去一テンション上がってる雰囲気を晒しててビックリ。
カジキマグロがエキサイトしたという元ネタを知ってるとニヤついてしまう。
3「Synchrome」
 ギターの手ばかり凝視してました。
4「flower」
5「phase to phrase」
 いにしえの曲を披露してくれてとても嬉しい。花咲いて洪水に全部攫われる。
6「Shandy」
 3人組での曲だけど、こっちで披露する機会多いよね。思い入れ強そう。
7「orbit」
 今回新譜の推し曲、満を持して。後方のスクリーンに純度100%(TK本人監修)の映像が映し出されてた。
8「Dramatic Slow Motion」
 中間に挟まれるバラード曲でシン…とした時にこの曲が来ると本当丁度いい。
9「Katharsis」
 イントロがアレンジされてて一瞬「なんの曲だこれ?」ってなった。
10「musique」
 解き放たれる瞬間がよかったです。コンパクトに中央でまとまってた演奏が、より外側に配置されてるベースとドラマーを加えて広がっていく演出に心打たれました。
MC
「わかりますか?黒のピックです」って言っても急にピックを観客に飛ばす 飛んだ方向から「うおおお」って声が聞こえた。
 また急遽、ドクターストップでベースは代役のヨシダタクロー氏。1~2日で演目を仕上げてくるってとんでもねぇ人だなって思った。「ジェバンニが一晩でやってくれました」感。いやでも、ライブ終了時にTKがハグするってことはそれだけ嬉しかったんだろうなーって。ベーシストが不在でピンチなところを助けてもらったんだし。すげぇよ。
11「P.S.RED I」
 めっちゃ両腕上げて煽るTK。いつにも増してテンション爆上がりなのって珍しく感じる。今日は本当にTK本人もめっちゃ楽しそう。前述の件もあってドーパミン凄いんだろうな。こっちもハラハラワクワクでした。
12「first death」
 散々聞いた。チェンソーマンアニメはリアタイしてたから。デンジ達が音楽で生きている、そう思えてなんか、とても嬉しかった。これのインストバージョンだけでも凄くカッコいいから、本当歌詞が無くてもその時点で完成度が高い楽曲だなって思う。この時から既にレベルアップしまくってる、底知れねぇ男だ。観客の手拍子が印象的だった。「パンパン!!」
13「Whose World? Whose blue?」
 アルバムの〆に相当する歌モノ。「お前に何ができると睨んでくる、まだ動けない」とか「こんな僕の小ささで~」からエンドに向かっていく。TKが辿り着いた境地は、果てよりも果てしなく、世界の果てを飛び越えて「どこか」へと本当に消えていきそうな感じ。そんな彼もMCで「一緒に消えましょう!」と手を引っ張ってくれたので、TKが遠くに逝ってしまうという一抹の寂しさまでもが消えていく。TKがあんなでかい声で「ありがとう!」って言うてたの初めて見た。
EN~MC
EN1「誰我為」
 ワントーン低かったから「うわぁキツそう」などと勝手に心配した。いきなりハイトーンから始まるタイプの曲(12th laserとか)は特に後半になると厳しいのかなって。次の曲で杞憂に終わるんだけどもさ。
EN2「unravel」
 実家のような安心感。何度も聞いた。いろんなバージョンで何度も聞いた。この10年間。名曲とはバラードという認識の強い一般人だから、unravelは名曲かと言われたら……俺はそうじゃないと思ってる。東京喰種のイメージをより強く明確に結びつけた、TKソロというプロジェクトを全世界に届けるきっかけとなった一曲という立ち位置だなと思う。
MC
 "限界"を感じるよりも、"どこまでいけるか"でポジティブになってたTKまじで無理しないでね。前述のMCの時ぐらいからTK本人はかなりハイになってるのも、ひょっとしたら「これまで以上にギターヒーローTKとして、どこまで皆の前で想いを届け、還元させるか」という"人生の折り返しが近づいてきた"と感じさせる年齢故なのかなって思ってしまった。自分がそう。30代とはいえ2倍にすれば60代。人生はまだまだこれからとはいえ、折り返しの岐路に立ちつつあるんだから。
 最近特にTKのその歌唱力だと、喉がいつ限界を迎えてもおかしくない状況だし、世界情勢を加味すると殊更彼自身がどのくらい生きていけるのかすらわからない。WhoseBlueがラストアルバムになる可能性だってある。ライブ自体も、「喉が枯れないか」「超絶技巧ギターテクを披露できるのはいつまでか」なんて恐怖心を内包した感じで見がちになってるし。それでも彼は「どこまでいけるのか!」と前向きな姿勢に安堵するんですよね、ヒロアカタイアップしただけにプルスウルトラしてる。本当身体と身の回りの異変には気を付けてください(ただのオタクのお気持ち長文)。
EN3「UN-APEX」
 で、"限界"と"どこまでいけるのか"というワードが出たとこで、ゴリゴリロックナンバー。アニメも無事完走したので「あの曲やらないのかな」ってソワソワしてましたが、最後のトリで来るとは思わなかった。ありがてぇ……。間奏のギターがカッコよすぎる。アニソンのタイアップって感じがしない。ライブ化け凄かった。最後にはギターを放り投げ(?)、去り際にベーシスト・マツモトタクロウ氏とハグしてた。

ENDSE「ephemeral mist」
 一瞬ダブルアンコール!?かと思ったけど、この曲がシメらしく、 終わるまで非常灯つかなかった。いつも通りにギターハウリングのフェードアウトでライブ終了と思った観客がぞろぞろと出ていく中、前方は聴き入ってほとんどの人たちが残ってて。自分の周辺は1名除いてほとんど会場を出て行ってました。会場の真後ろで、ほぼぼっち。この曲も終わると非常灯が点り、あらためて開演終了のアナウンスと拍手が上がるのでした。久しぶりのTKソロ、楽しかった。あと何回来れるかな。

TK「金曜の夜は大切な予定がたくさんあると聞いてます。大丈夫ですか?(腕時計のことをジェスチャー)ありがとうございます。僕たちを選んでくれて」そう言って一緒に過ごす時間を作ってくれるTKには感謝しかなく、「僕たちを選んでくれて」だなんて言われたから、自ら推しでTKを選択したという行為に対し心救われました。ええ、ほんと、こちらこそ、ありがとうございます。ずっと俺たちのギターヒーローでいてください。



 21時を回ったお台場。生ぬるい風が吹いていました。余韻に浸りながらゆりかもめで新橋へ。


 帰りは宇都宮線が事故で止まってしまい、帰宅は0時過ぎになりました。次は明後日の東京喰種PLAY BACK。つかの間の休息。次週6連勤だということを忘れて(白目)。



 13番線に入ってきた宇都宮行きに乗り込む。この間に2本の列車が地上ホームに到着し折り返していきました。そしてこの列車は宇都宮行きの終電に。


「haze」


「fourth」


「first death」

 圧倒的パワーを感じる。

BVEをめぐる話

◆BVEの話(はじめに)

 先月「でんちょく電機」のでんちょく氏が、クラウドファンディングで全金属製のマスコンを製作することが話題となっていましたが、その流れでのBVE界隈での出来事について考える時間ができたので、こちらも色々書き遺しておきます。単独記事ですが、かなり長いです。

◆BVE2時代から身近に楽しんだ一人として

 BVEとの出会いは、2005年(mixiが主流だった時代)。ネットサーフィンでたまたまヒットしたのが始まりです。自宅は狭く、小さいアナログテレビな上、TVゲーム禁止の家庭でした。当時からデスクトップPC越し(WidonwXPでブラウン管モニター)に、実写映像を使用した「京王線」「千歳線」「井の頭線」などを運転していましたが、映像はカクカクで一部区間のみ実装。最初は面白みを感じていたものの「もっとリアルな運転がしたい、電車でGOみたいにリアルなゲームがしたい」などと、当時小5だった自分は運転することに飢えていました。
 この頃はまだ、発車メロディーサイトが活発だったので、それと並行する形で没頭しており、毎日のようにPCにかぶりついてはIEで「リアル電車運転ゲーム」などと検索しては探していました。「おぱく堂の電車走行キット」なんかも、その時に発見してます。そして気づけば、当時のBVEサイトに行き着きます(トップページは、BVE2と4のアイコンが表示されており、それぞれのバージョンへリンクしているデザイン)。経緯は忘れてしまいましたが、はじめて運転した路線は「電車の車庫」様の「りんかい線」と、「RON'S BVE」様の「松浦電鉄本線・松浦浜線」。特に架空鉄道の松浦鉄道が沿線をリアルに再現されていたこともあり、「実在路線は殺風景でつまらない、架空鉄道は沿線がリアルで楽しい」という一種の偏見を形成させていきます。
 その後は、舞姫様の柏鉄道フォーラムにたどり着き、そこで色々な路線に触れていきました。現在でも活動されている中野かずさ氏の総武線・東金線や、ノ付氏の飯山線、高橋うさお氏の国鉄相模線東横線ATS時代(8000系ver)、田園都市線(2ver)、世田谷線江ノ島電鉄近鉄大阪線(上本町→桔梗が丘)、竹露庵様の井の頭線および五能線などなど、プレイしたのもこの時期。すごく楽しませていただきました、自分にとっては尊敬すべき人たちです。で、当時は恥ずかしながら、小学生でパソコンの知識が不十分だった自分にBVE本体のダウンロード方法なんて1ミリも理解できず。「掲示板は怖いサイト」だと学校で教え込まれていたので、父親に頼み込んでインストールしてもらいました。慣れた頃には、自分でデータを入れられるようになったので、フォルダ内は古今東西・実在路線~架空路線まで、かなり膨大な量のデータが入っていました。そのHDDは今もどこかで保管されているんですが、今後何らかのタイミングでデータを発掘できて、運転できたのなら、俺は死んでもいい。…大げさか。

 BVE2時代、特に頻繁に遊んだ路線を下記に列記しますが、これらすべてを「知っている」「運転したことがある」という方は、ユーザーとしては俺と同じ歴戦の猛者です。仲間です。SNSを知らない時代から遊んでいたので「自分だけが知っている、秘密の架空路線」という、もはや記憶の中だけで生きている失伝作品なのですから。

◆BVE2~4時代に遊んだ路線(架空鉄道)

松浦電鉄本線・松浦浜線
 ご存じ車両オブジェクトは昔から変わらず有名。RON'S BVEによる架空鉄道路線。特に運転していたのは、松浦浜線。東急沿線民になじみ深いモーター音を響かせて運転できる700系が特に好きでした。複線区間、併用軌道、単線区間、海岸区間、トンネル、車庫、縦列停車できる終着駅(当時ATSの確認がわからず、しょっちゅう非常ブレーキがかかり停車できなかった)。対して本線は、どこか京阪と京急らしさを混ぜ合わせたような路線。120km/h運転で複々線を駆け抜けるのが爽快。松電山崎駅からは空港線に入り、途中の石川町駅まで運転できましたが、そのまま杉浦空港駅まで延伸は叶わず。

平上鉄道平上線・布川線・西内線・吉田町線
 BVE2時代、特に有名だった路線です。伝説の路線。京王線をベースとしながら、名鉄や京急の要素が入っており、特に自分がとてもドはまりしていた路線。当時は平上本線、布川線、西内線、吉田町線がプレイ可能で、種別も多種多様。平上本線各駅停車では、当時BVE2では画期的だった「運転形式のランダム選択」を採用していました。データが少々重いというのが弱点でしたが、それでも後述する路線に比べたらまだマシです。現在製作している青陽電鉄も、平上鉄道時代から続いていた「架空路線を作りたい」が原動力となっており、20年を経てようやく実現にこぎつけたので、今でも思い入れのある路線としてリスペクトしています。ちなみに大倉線という山岳路線も存在していましたが、こちらは運転できず。東急沿線の人間として嬉しい作品でもあったので、二度と日の目を見れないのは残念。下記に印象に残っている部分を紹介。

 平上線:平井~布川台~川名橋~遠山台~小林中央~平電長沢~坂本~大倉山~伊藤新町~八巻~上村町(目まぐるしく変わる景色、長い路線、トンネルや橋のバランスよい配置、過密運転、バリエーション豊富な踏切音にベル、通過待ち合わせの再現)
 布川線:内海~下布川~川名橋~布~奥布川(のどかな平地区間から川名橋を境に山岳区間へ変貌するストーリー性。当時指定車両が空気自動ブレーキだったので難しくて運転は避け気味)
 西内線:西内~下布川~師蒲~小林中央(師蒲→藤棚を経て、紅葉坂・権太・遠山緑ヶ原で3駅連続の半地下構造駅というトンネル好きにはたまらない面白さ)
 吉田町線:伊藤新町~見明山~あすなろ台~吉田町~橋本(運転区間は短かったものの、町の密度はよりリアルで現実的)
 大倉線:大倉山駅手前から、大師線のように分岐して地下ホームへ繋がっている路線だった気がする。途中に椿地蔵という名前の駅もあったような。

はまかぜ高速鉄道東西線
 saitamadragon氏のサイト「融合壱六零」にて公開されていた架空路線。当時足立学園様の鉄道研究部が「ATC鉄研マガジン」というサイトで「秋篠市営二条町線」を公開しており、駅名と車両にこだわりを感じさせる完成度の高い路線でした。
(駅名:上洛二条町-?-秋西-淡行町-境丘-?-森若口)
 上記の地下鉄路線をさらに延伸させたのが「はまかぜ高速」で、地下鉄とは打って変わり、通勤型車両が130km/hで走行するというTXリスペクトなオリジナリティあふれる路線でした。車両もさらにレパートリーが増え、個性的ながらも現実に寄せた車両デザインが魅力でした。東武をイメージした車両が多く、運転出来た車両には「10030系似で、交通局の白い悪魔のモーター音を出す車両」や「東武20000系の鋼製版且つ2扉で最高速度200km/h」とかいうエグい性能の車両、青電1000系デザインの参考になっている電機子チョッパ制御を装備したやや古めな車両など。自動放送も、この当時としては貴重な「女性アナウンス」を採用しており、メロディーも多彩で、沿線風景もすべて手作り。車両オブジェクトは車内も個別に再現するなどとクオリティは段違いでした(レインボーブリッジみたいなデカい橋を走る区間もあった)。青電の影響はここでも結構受けています。特に1000系や2000系あたりはこの路線のアイデアが元と言っても過言ではないです。※元は青電も別の路線名で、ATC使用の130km/h運転・6両編成前提で作っており、変更に伴って標準軌から狭軌への改軌、編成両数の長大化をおこなって現在に至ります。
 駅名もなかなか個性的でした。15年以上昔ですが、全駅覚えてるので記載します。推しなので。

森若口(もりわかぐち)
:地下の巨大ターミナル駅。発着番線が多い。
新濃瀬町(しんのせちょう)
:二層式、出口は左・屈強なホームドアと大井町みたいな地下駅。
舞出筋(もうてんすじ)
:上に同じ。
沢曲(そうま)
:上に同じ・ただしホームが右側になる。
哲木(あきぎ)
:2面4線の退避可能駅。普通はここで通過待ちのイベントがあった。
八桜寺(はちおうじ)
:地上へ出て初めての駅。掘削区間にあり、島式1面2線、外側に通過線。ホームドア無し。
五辺流瀬(ごべながせ)
:おそらく二層式、出口は左・屈強なホームドアと大井町みたいな地下駅。
流瀬の大堰(ながせのおおぜき)
:哲木と同じ構造だが、五辺長瀬とは駅間が短い。
岩水寺(げんしょうじ)
:五辺流瀬と同じ。この先で地上に出て、交直デッドセクションを通過する。
高速秋篠(こうそくあきしの)
:いわゆる要塞型で、地上にJR秋篠線(十字交差)、3層目に月山線ホーム。
浜賀津川(はまがつがわ)
:高架区間で、対向式2面2線。ホードアは東急目黒線タイプ。発車メロディーがベル。
鳩山(はとやま)
:第二千曲川橋梁っぽい橋(通称風の橋)を渡り、掘削区間の駅。構造は上と同じ。
櫟東(くぬぎひがし)
:ほくほく線に似た構造の対向式ホームな駅。車内放送でもホームに残るなと注意される。
くぬぎ台(くぬぎだい)
:公開区間としては終着駅。外側本線、内側待避線の対向式2面4線駅。

以降は、はまかぜ林間、軍艦センター、はまかぜいこいの森公園、囲温へと続いていくはずでしたが、くぬぎ台で打ち止め。さらに囲温駅から先は別作者と相互直通運転していた…という、絶対誰も知らないであろう設定がありました。

東都高速電気鉄道
 ブラックジャック氏による「BVE鉄道開発部」で公開していた架空路線。こちらは都会の通勤路線をイメージして、緑基調の10両編成が往来する路線。駅には多数の乗客オブジェクトが配置されて非常に賑やか。それゆえにデータは非常に重い部分もあり、運転は大変でした。特に個性的だったのは、水色一色で、313系をイメージしたような特急型の10000系電車。IGBTであろうモーター音を聞いた瞬間惚れてしまい、わざわざ軽量版(車両データをコメントアウト)を自分でこしらえて運転してました。(当時からデータの重い原因は車両オブジェクトだった)
 路線は山瀬駅から高架複々線区間の外側を走り、上崎中央駅で地上に出て、住宅街区間に入る。そして川を渡り、トンネルを2つ超えて隣町のターミナル駅へ至る。日中バージョンの急行と、夕方ラッシュバージョンの特急のデータがありました。すごく楽しかった。青電でも「上崎駅」がありますが、ここから取ってきています。

蛇腹沼鉄道
 内容としては、甲北本線の性格に近いかもしれない。国鉄型車両を運転で来る架空鉄道で、山岳区間の再現が非常に魅力的だった。大沢田駅を起点に、単線区間を経て複線区間へ。かなりの長距離路線で、一時期はBVE4でも運転できたものの、現在はダウンロードできず。こちらも車両データを同梱していました。駅名は覚えている限りだと…、大沢田、暮(くれ)、暮谷(くれだに)、日向矢和田(ひなたやわだ)、人里(へんぼり)。101系や113系115系、165系が車両データのレパートリーにあった気がする。最終的には銀城鉄道という名前に変わってました。

神奈川鉄道・浜急行鉄道
 通称、神奈鉄線・浜急線。こちらはホームページが残っているので興味あれば調べてほしい。実在する地名を基に拵えた架空路線です。現在では当たり前となっている他者との共作ですが、こちらは多くのユーザーと路線を共有し合って相互直通運転しており、各作者同士で車両オブジェクトを譲渡車設定としてリースしたりしてました。気の知れた仲でないと、他社のデータを自路線用に譲渡改造する…みたいなことは出来ないと思う。作中でも時間が進んでおり、当時は現役だった5000系が引退していたりと、リアルタイム性にも定評があったと思います。こちらも車両データが重く、Object欄から車両データをコメントアウトして運転してました。当時のXPがもう少し性能が良ければ…。ちなみに直通路線の一つであった東奈急行の作者様は現在、城東急行電鉄を公開されており、あの頃の世界観(神奈川県感)を残しつつ、個性的な路線を作られております。私も運転しております、なかなか面白いぞ。

胡桃ヶ崎鉄道・寺野鉄道
 「ぴゅあぴゅあとれいん」の鳥風瞬様の作品。YouTubeで転がっているので調べるとすぐ出てきますが、それとはまったく違う路線を公開していた頃のモノです。岬浦線、桜山線、夏優線、座見線という名前だったはず。東海色や末期色の車両が魅力的な関西をイメージする路線ですが、113系ベースの車両や、車両紹介に記載されていない謎多き車両たちのオンパレードで、車両好きにはたまらないデータでした。オブジェクトビューワーでひたすら全車両眺めてましたね。湘南色のオーシャンアローとか、両開き2階建て1両編成車両とか。特に桜山線が面白かった。始発駅は山の中らしく、複線ながら長大トンネルで山下りをし、市街地へ出るというシナリオ。沿線風景は殺風景ですが、線路回りが非常にしっかりしており、長距離ながらすごく楽しませてもらいました。二見線が途中で終わってしまっているのが痒い…。

京滋阪奈急行電鉄・中丹萌硫黄の丘鉄道
 上記と同じく「ぴゅあぴゅあとれいん」による作品で、こちらは関西を舞台にした架空路線。沿線が殺風景ながらも地形に富んでおり、距離も長く、すごく楽しませてもらった記憶がある。駅名には「手原駅前」「ダイハツ前」「雪見坂」「綾部市」「福知山駅前」「長田野工業団地」「北近畿空港」というのがあった。車両もやはり京阪や阪神をイメージした車両が多く個性にあふれていた。

⑨猿投鉄道・東海地方鉄道
 もりぞーうぇぶ様の愛知県を中心に展開していた架空路線。石野から当時の名鉄三河線と接続する枝下を通り、トンネルで山を貫き、八草駅、本郷方面へ向かっていました。車内放送はおそらく「ゆっくりボイス」。田舎の地方私鉄な区間から、やや線形が整った地下区間を走る二度美味しい路線だったなと。ちなみに地下区間での発車メロディーは「エリーゼのために」だった気がする。BVE2のシステムの関係上、メロディーが鳴り終わる前にドアが閉まるときがあったので、発車したタイミングで「ドアが閉まります」って放送のかかる事案が割と多かった。当時は気にならなかったけど。

 上記の架空路線、全部知っていて運転したことあるぞ!って人いたら、超喜びます。

 また当時から、フリー素材を提供していただく方も多くおりましたが、今はかなり減った気がします(製作環境がcsvから3dソフトに変わった影響か)。逆に、車両データ単体公開の制作者は、BVE5の発展と共に増えていったなと。かつての25m縛りだった路線制作も、0.01mでの設置が可能になるなど幅が広がった影響か、架空鉄道より実在路線を作る人が圧倒的に増えて、気づけば架空鉄道製作者は肩身の狭い気持ちに…。製作ブログを毎日チェックし、公開されたらダウンロードして遊ぶ、あの頃が懐かしく感じると同時に、ちょっと寂しい。

◆BVE5となって最近思うことと自分自身の変化

 公開していた時期は、SNSにYouTubeというツールが発達しておらず、作者各々は「自己満足で公開し、評価が気にならない程度の余裕があったから、自由に楽しんでいた」という印象が強いです。オフ会は存在していたと思うんですが、オフ会の「オ」の字すら知らない人間だったので、ただひたすらに一人で黙々と製作し、遊ぶのがBVEだと思っていました。ぶっちゃけると、その気持ちは今でも変わらず(一時期忘れて、また最近戻ってきた、という表現が正しいか)。TwitterのRTいいねの為だけに動いているだけじゃ、そりゃ気力が持たないです。自分もそう。今は簡単に評価コメントが共有できる時代になってしまい、高評価に加えて狂気も同時にあてられ、それで心犯される作者も数知れず。人によっては同人作家を兼ねてる人もいますし、ちょっとした発言がキャンプファイヤーになるので余計に疲れ、それが創作にも影響を及ぼします。

 一番心をえぐったのは「BVE2時代から活躍する作者」が、インターネットネイティブ世代に「あの人また(ネガティブな言い回し)してるよ」と、尊敬の意もなくただ冷ややかに後ろ指を指されていた事。ネットだから何してもいいというのは場違いだけど、自分ですら錯乱を起こしてしまうぐらいですから、それだったらいっそ「SNSでリアルタイムな発信はせず黙って作業していたほうが得策だ」となり、能登半島地震でのデマ発信が後押しとなった結果、俺はTwitterから卒業できたわけです。一時期データ配布のために戻ってきてたんだけど、また毒されてきてヤバいと感じて「今後もお世話になる人」へ挨拶してから立ち去りました。

 一周回って、20年選手の自分にピッタリだと改めて思い知らされたのは「個人サイト」で「制作日記をhtmlで手作り」し「SNSでの発信をほぼ辞め」て、データを制作する環境を昔の状態に近づけることでした。そんでもって、評価コメントは「リアルでお会いした人たちに重きを置く」。

 甲北線のDM限定配布(乞食覚悟のリプライによる抽選形式)をおこなった数日間は、本当に必要としてくれている運転手の皆様からメッセージを頂き、まことに幸せな時間を過ごすことが出来ました。「BVEの作者として苦労した甲斐があった」「架空鉄道も認められていた」という事実をようやく受け入れられ、自信がつきました。なので、ネットユーザーを一律排除したいわけじゃないけど、この余韻が運転会を経てもまだ続いているため、しばらくは飽和状態にならないようそっとさせておいてください。※Twitterアカウント自体は消えてますが、頂いたコメントはすべてスクリーンショットで保存させていただいてます。

◆それでも良かったことはある

 でんちょく氏主宰のオフ会でも「BVEはいつごろから始めたのか」という話題がありましたが、皆さん2010年後半以降が多く。話を振られたときは素直に「2005年です」と伝えるとものすごく驚かれました。インターネット老人会の人間です、否定はしない。その日は自分の他にも、BVE2時代から路線データを作り続けているレジェンドが参加されていたので、"データ軽量化"の話を出来たらなと思ったんですが、結局忙しくて情報交換できず。積極的に話に行く度胸が足りない人間性なのでちょっと悔やみました。それでも生来の「一人で作る」時のほうがモチベーションはかなりデカいので、今後も自力解決するでしょう。最近の奥羽本線についても、運転士の皆様から面と向かってフィードバックをして頂き、おまけに主催のでんちょく氏本人からは「期待してるんですよ」などと、とんでもない圧を受けてしまったので。

 同人界隈(またその話か)でも、サークルスペースでその話があったら死ぬほど喜ぶことがあるし、逆に自分がそう伝えるよ相手も喜んでくれる。褒めあうのって大事。

 ちなみに「誰かと協力して作品を作る」という姿勢には消極的で、せいぜい他者が自身の作品に関わるのは、あくまでも「必要最低限」で「それ以上に深い関係は無い」というのが基本です。過去に様々な場所でコラボ→炎上の現場を見てきたので、それならひとりで黙々と…という気持ちでした。ところが甲北線にて「国鉄風なアナウンスがあるといいなー(要約)」などとYouTubeでぼやいていたところを「私にやらせてください!」と恐れず自ら役を買って出てくれた人がいまして、しばらくは懐疑的だったことから「パッチデータ」扱いで公開していました。ところが箱を開けてみたらビックリ、クオリティが予想以上だったので、後日より正式に本データ化に。この時のやりとりがなければ、多分今もアナウンスの実装なんて無かっただろうし、奥羽本線のアナウンスや、同人創作「StaffRoom」で声優さんに収録をお願いする、なんてこともなかったわけです。スミスも居なかった可能性がある。

 特別すごく感謝してます。

◆電車でGOが遊べなかった貧乏人の見解

 なんだろう、初期から遊んでいた人間としては、BVEはアンダーグラウンドで、知る人ぞ知るマニアックなゲームととらえていて、それに対するのが電車でGOでという認識。

 ライト層=電車でGO
 コア層=BVE

 それがいつの間にか、SNSの発達と共にユーザー層が広がり(主に低年齢層に認知される機会が非常に増えた)、再現鉄・模擬鉄といった新たなジャンルが現れ、テレビ取材を受けて注目されたり…。趣味としてホソボソやっていた枠から抜け出して、大衆に認知されつつあるというのは、正直自分としては複雑な気持ちである。でもこれはきっと、最近BVEを触り始め、製作を始めたって人にとっては老人も同然の考えなのだろうな。鉄道の運転を文化としても残すのは全肯定ですが、逆に「無料ゲームとは?」という哲学じみた思考実験に陥ってしまう訳です。つらいぜ。

 路上ライブで、誰にも注目されなかったアイドルが、数年経過して日本武道館に立つほどメジャーな存在になった、みたいな感じ。

◆面倒くさいけど、やめられない

 宮崎駿監督の名言に「めんどくさい」がありますが、生きとし生けるもの、"創る"という行為は面倒で、面倒なのにそれでも続けたい、面倒くさい人間。人はめんどくさくても創りたいものがあり、その山の頂を渇望してます。

 BVEも、そうやって今後様々な困難に直面すると思うけど、俺は多分それでも作者とユーザー両方で今後も続けていくと思う。たとえ周りの同志がどんどん脱落していっても。若い世代が新たな側面から新境地を開拓し、追い越されようとも。

◆さいごに

 奥羽本線(山形線)、青陽電鉄を引き続きよろしくお願いします。多分この2路線は、自分にとってBVEのある生活として集大成の作品なので、大切にして半永久的に公開を続けていく所存です。今まで公開した中でも取り下げた作品が多いので、あんまり信用されていないと思いますが。オフ会を通して生の声が聞けたのは、20年間活動していて本当に貴重な経験だったので、生きている限りはもう少し頑張ってみようと思います。

 すべては自分の作品が、かつて作品を生み出していった人たちのように、みんなの記憶に残るように。

「Staff Room」長編企画キックオフ/作品解説

◆「Staff Room」長編企画キックオフ/作品解説

 創作「Staff Room」において、はじめての長編ドラマ作品へ挑戦します。
これまでに、ちひろ単独・すみれとの掛け合い動画を投稿していきましたが、先日物語の脚本が1本書きあがりまして、文字数は全体でおよそ20,000文字。サークル「子供連合」としては久しぶりの大型企画です。

 Pixiv内では、ちひろくんとスミスのイラストを追加で数点投稿してきました。大人バージョンに加えて、セーラー服(学生時代)のイラストを出していますが、ふたりの学生時代のお話を、"財力"に"余裕"のある"今この絶好の機会"を使って、世に送り出したい所存。アンダーグラウンドな二人組の出会いから現在に至るまでを、演劇やドラマ仕立てでお送りする予定です。もし興味ありましたら、コンテンツ「Staff Room」をご覧ください。今後も随時更新していきます。

◆現在の活動

 4月初め、看板娘ひとりで切り盛りしていた一次創作に、新キャラ「亘李すみれ」が加入しました。彼女が登場してから、財源状況回復の後押しもあり、精力的にボイス作品づくりを行っています。ニコニコ動画とPixiv内のみでの活動となっており、長らく艦これの二次創作をしていた身としては、閲覧数の急激な低下が目に入るわけですが……。とはいえ、演じてくださっている"ちひろ"役の宇沙美リトさんや、"すみれ"役のJiRさんからは「楽しく演じています」とおおむね好評をいただいております。
 しかしながら、同人作家の端くれ。そして一次創作の中でも特に色々話が絶えない「うちの子」界隈です。アニメ化や小説化などは夢のそのまた夢であり、自分自身でネタを供給しないと推し活が出来ず、もはや「御死活問題」。ボイス作品の軸には「埼玉県」と「水曜どうでしょう」の力を借りているので、ゆくゆくは材料をすべて自分で拵(こしら)え、純度100%のオリジナル作品が作れたらなーと、これまた夢ばっか見ているわけです。もう30代という社会からすれば「いいお歳」。なのに、創作への熱意は冷めるどころか、新たな道へ向かって開拓しまくり。第二の北海道開拓時代です。(長編企画はそんな最中で立ち上がったため、まだ見ぬ世界です。全部に対して頑張ろうという気持ちでないと多分やすやす折れてしまいそうで怖い)いずれは一次創作メインのイベントなんかでグッズとか出したい…。

◆「ちひろ」と「すみれ」

 トップのイラストで、ちひろは左、すみれは右です。

 ちひろは元々、Twitter内の診断メーカー「JK化診断」で生まれたキャラクター。なので、初期の名前は「いしだちゃん」ですが、自分自身が女体化したりバ美肉したりするのが嫌だったので、しばらくは単純に「うちの子」「看板娘」と呼んでいました。その後しばらくして名前を与えて、細かくキャラデザを整えていった結果が現在の姿です。さらに声が付いてイメージが定まったことにより、最近では新たに「笑顔が可愛い」という情報が付加されました。ボイスコで数ある声優さんから宇沙美さんを起用した決め手は、サンプルボイスでの「笑い声」でした。この文字では書き出せない、素直で純粋な笑い声がちひろに定着したことで、笑顔が可愛いという隠れた「尊いポイント」を探り当ててしまったわけです。ちなみに相方の すみれは、このことをあえて本人には伝えていません。

 すみれは、仕事中に手癖で描いた落書きをそのままデジタルに落として生まれました。複雑で細かい装飾が苦手な人間なので、割といろんなところで見かけるような感じのキャラになりましたが、あえて言うなら特徴は泣きボクロ。見た目や雰囲気はお姉さん系の部類ですが、学生時代バージョンではすごく「お嬢様」なイメージに。JiRさんのおかげで、かなり味のあるキャラとなりました。すみれもとい、スミスはちひろの引き立て役兼、引っ張りポジションな人物なので、見た目に反して性格はアグレッシブです。

◆新作紹介

 引き続き、水曜どうでしょうネタです。前述のボイスドラマの件もあり、掛け合い動画を実験的に製作したもので、その第二弾となります。

 ちひろの「ハスキーながら不思議と癒し系な声、隠しきれていない可愛らしさが残る演技」と、すみれの「節々に現れる力の入った発声・滑舌と、ヒゲに寄せた演技(これ実は本人のアドリブ)」に注目。後半のスミスはもはや笑ってるだけですが、それだけでも面白い。

 基本的に音声は自宅収録となっているため、ひとつのスタジオに集まって、台本を片手にその場でアフレコする……というスタイルを取るのは事実上不可。なので、攻め×受け、ボケ×ツッコミのように"役割"を予め固定し、演技の"ベース"となる音声を先に収録。それを一旦編集で動画に落とし込み、相手に確認してもらったうえで収録してもらう手法を用いています。手間と時間はかかるんですが、先方の演技を可視化することで、受け手側が陥りやすい"演技迷子"の軽減や、時短対策としてリテイクを極力抑えることも狙いです。
 残りは自分自身の作る台本の誤字脱字や、情報の不備を減らすことに集中する……といった具合。結局はすべて自分がしっかりしていないといけない責任感。実績作りは最初の壁が高いんです。

アルバムの再評価(People In The Box)

◆People In The Box

 6月です。People In The Box といえば、六月。
 無限会社の社員になり10年が経過しましたが、ここで改めてアルバムを再評価してみようと思う。殆ど個人の主観であり、頻繁に聴くアルバム・あまり聴かないアルバムの差が出てきてしまうことを留意。かなり多いので簡潔に。

リスト
1.Rabbit Hole
2.Frog Queen
3.Bird Hotel
4.Ghose Apple
5.Sky Mouth
6.Family Record
7.Lovely Taboos
8.Citizen Soul
9・Lost Tapes
10.Ave Matelia
11.Weather Report
12.Wall, Window
13.聖者たち
14.Calm Society
15.Talky Organs
16.Things Discovered
17.Kodomo Rengou
18.Tabula Rasa
19・Camera Obscura

1.Rabbit Hole ☆
 これまで聴き込んでいたアルバムの傾向を真っ向から否定するように、終始大人しいテンポの楽曲ばかりで、噛めば噛むほどクセになる系のアルバムだったなと。ニコニコ動画で「鍵盤のない、」の演奏を視聴して、ギターが面白いリズムを刻んていて印象的。捨て曲無しでコンパクトなので一番好きな曲を選ぶことができない。M1の静かなスタートも、M2の丁寧に繋いでゆく流れに、M3の壮大なコーラス、M4で後半戦スタートの合図、M5とM6はよくカラオケで歌うので(M1も含む)、割とお気に入りではある。この時から既に世界観が出来上がっていると振り返すと、インディーズながら完成度の高さに恐ろしさを感じる。

2.Frog Queen ☆★★★★
 M1「はじまりの国」のMVが怖いと話題になっていた。怖いというよりは、暗い。なんとなくではあるが、MVの雰囲気は凛として時雨の「illusion is mine」に近いものを感じた。前作がポストロックなら、このアルバムは「オルタナティブロック」であり、ピープルデビュー後、初めての覚醒という立ち位置。M1~M2でテンポを上げてゆく流れが好きだ。各曲がバランスよく配置されており、代表曲を除けば「失業クイーン」「泥の中の生活」「六月の空を照らす」の一連の流れがお気に入り。ラストM9の「一度だけ」は弾き語り(しかも雑音も一緒に録音している)。このような形態での収録自体「一度だけ」だよという意味もこもってるのだろうか。

3.Bird Hotel ☆☆★★★
 ライブ終幕定番の「ヨーロッパ」が収録されているアルバム。俺は「完璧な庭」より「海抜0m」のほうが圧倒的に好き。爽やかで瑞々しく、夏の涼しさが同居しているイメージ。もちろんヨーロッパも好きだが、アルバムを通して聴くことは割と少ない。

4.Ghose Apple ☆★★★★
 曜日で曲が区切られていることに、当時は他に見たことが無かったので斬新だと感じた。アルバムジャケットが真っ赤で、歌詞から感じるのは「メンヘラ」。このアルバムもどれが好きかと言われたらかなり悩む。カラオケでよく歌う点では「金曜日」かな。メロディや雰囲気は「月曜日」もいいが、当時は時雨の「Still a Sigure Virgin?」や「just A moment」あたりがドンピシャだったので「火曜日」も良い。日曜日は歌詞を読んで張り裂けそうな気分だったし、読後っぽい感覚で虚無感感じた部分もあった。

5.Sky Mouth ☆☆★★★
 卵料理が食べたくなるジャケット。なにかと暴飲暴食的な食欲を刺激されるシングル。ニコニコ動画に上がっていた「冷血と作法」がとても好き。間奏のメロディが歪んでいてカッコいい。この1曲だけ聴くことが多い。

6.Family Record ★★★
 ザ・傑作。「すごいアルバム」だと本気で思った。ピープルを誰かに勧めるならこれを真っ先に勧める。ここから前作、続編、どちらに進んでもその人をピープル沼に沈める自信がある。旅行趣味なので、旅のお供に聴くことも多かった。このアルバムの頂上は「旧市街」。ピープルというバンドを世間に知らしめた不朽のロックナンバー。MVも含めてPeople In The Boxというバンドのトリッキーな面が全面に押し出されていてエグい。カラオケでも頻繁に歌う。特に後半の「スルツェイ」「JFK空港」「どこでもないところ」は余韻と読後感が長く続く。

7.Lovely Taboos ★★★★★
 俺的には前作「Family Record」の外伝だなと思った。というのも、このシングルは、シングルであるものの3曲とも主張が激しく、これまでの3人でできる事全てを詰め込んだ感が強いから。特に2曲目「市民」はギターボーカルがとにかく忙しい。必聴。いい意味で吹っ切れていておかしい。

8.Citizen Soul ★★
 People In The Box 第二部開幕。これまでエレキギターに重きを置いていたギターサウンドに変化が。アコースティックギターでの演奏頻度が上がり、これによってメロディーはよりクリアで繊細な音を刻み、波多野自身の声色も合わさり、より解像度が上がったなと思う。とはいえ、相変わらず不思議で難しい曲が多い。メインナンバーと思われる「ニムロッド」は芥川賞作品のタイトルにもなっているし、二コラとテスラはドラムのリズムが一瞬無音になるし、面白いがすぎる。汽笛のイントロのカラカラ音も好きだな。環境音にヒグラシの鳴き声が入ってる「親愛なるニュートン街」のおかげで、このアルバムの季節感は"夏の夕暮れ"。

9・Lost Tapes ☆☆★
 若干「Lovely Taboos」に戻ってきた感がある。このシングルには隠しトラックがあり、タイトルは「悪魔の池袋(24時ver.)」。なぜかブクロ。「見えない警察のための」が洗剤を買いに行く曲だと聞いて笑った。単体で聴くことが多いかな。

10.Ave Matelia ★★★★★
 本格的にハメてきたアルバム。俺のピープルはこっから。曲全体が夏っぽい、そして肉的な気持ち悪さも同居して、ジャケットが「血」に見えてくる。本当はスムージーらしいけど。明確にこのアルバムの中で一番好きな曲は「さようなら、こんにちは」である。ラストサビ、風に背中を押されるような、爽やかな開放感を味わえる。カタルシス効果だね。

11.Weather Report ★★★★★★
 摩訶不思議ですごく面白いアルバムだった。全21曲1トラックで合計70分もあるので勧めるには難しいと思うが、これまでのフルアルバムを聴いたうえでコレに手を出してみるといい。「ようやくピープルについて分かった気がする」というリスナーを思いっきり置いていきます。まるでピラミッドやアラビアの砂漠地帯を冒険するかのように、イメージ「灼熱の砂漠地帯とウルルの岩山」。M1のイントロから初っ端シタールなので、この時点で今までのアルバムとは一味も二味も違うと突きつけられる。不思議な曲ばかり、一度使ったメロディが、別の曲にテンポアップして登場したり、歌詞が意味深だったり、なぜか地元で聴きなれた東急目黒線っぽい音が聴こえてきたり(皿)。気軽に中東や北アフリカ方面のミステリーツアーが楽しめます。余談だけど「大陸」のナレーションが安田顕っぽい。

12.Wall, Window ★★★★★
 前作で砂漠の旅行が終わり、オアシスに辿り着いたかのよう。今までと比べてスッと聴きやすく、それでいて優しい歌声。それもそうで、このアルバムからはピアノがメインで登場するから。このアルバムもイメージは夏。いままでとは違い、読後は憑き物が落ちるみたいにスッキリできる。ミントですミント。しょっちゅうアルバム単位で聴くので相当気に入ってるものと思う。特に「翻訳機」「手紙」「さまよう」と「もう大丈夫」「月」が好きだ。「彼女を守るのが君だけの使命」って、今までのピープルからじゃ考えられないような素直な歌詞だし。幽霊林檎の時に比べるとなおさらに。

13.聖者たち ☆☆★
 東京喰種の主題歌だけに、カップリング曲もダークで重々しい。音は反響しておりイノセントな感じ。曲はメリハリが少ないので、そのせいか中々覚えられない。当時はこの曲でピープルを知ったが、翻訳機共々刺さらず。ところが後日からNEVERまとめというサイトで各アルバムを紹介している記事があったため、そこからどんどん好きになった流れ。「聖者たち」と「Wall,Window」の良さを再確認したのは、かなり先になった。

14.Calm Society ★★★★★
 ピープルという存在を知った頃は、これが新譜だった。ライブ会場でしか売ってないとのことで、なかなか聴く機会を得られなかった。その後ライブに参戦した際にグッズ売り場で発見したため購入。「ダイゴマンの部屋」で聴きなれたメロディの正体はこれだったか。M1「海はセメント」のイントロ、これパチンコ屋から聞こえてくる音に似てる。カラオケでも気に入ってよく歌っている。シングルの中ではリピート率もかなり高い。M2とM3も、これまでの季節的なイメージを持ったアルバムたちから一転して無季節かつ無機物感が強く、例えるとコンクリートむき出しのオブジェクト、と、海。わかりやすく言うならば、お台場の晴海ふ頭にある船着き場。

15.Talky Organs ★★★★★
 めちゃくちゃ好きです。艦これの影響があったのかは定かではないが、歌詞にしろ音にしろ、どこをとっても捨て曲無しの傑作揃い。ファーストの「Rabbit Hole」と楽曲構成が似ているものの、オルガンの入り方、少ない音で厚み深みを持たせた音作り、暗→明への移り変わり、内なる秘めた暴力性と、セピア色に近しい青空と黄金色の麦畑を思い浮かべる「季節の子供」、完璧だ(マッドサイエンティスト風)。

16.Things Discovered ☆☆★
 ベストアルバム。「木漏れ日、果物、機関車」は5月の暖かい雰囲気がある。今回の新曲は、より各楽器の持つ音色の良い部分を最大限活かせていると思う。ハイレゾ音源かな?と思っちゃうぐらい、まるで生演奏を聴いてるかのように、音がウッディーで自然的。ログハウスみたい。M2の「空き地」に関しては完全に別物。「沈黙」の再録版も、アコギの音がすごく生々しいし、より激しくなった「旧市街」再録版も、彼らリズム隊の強靭な土台があるからこそ成り立っていると言っても過言ではないくらい、安定していて凄い。後半3曲も音に対するこだわりが非常に強く、作業用BGMとして最適である。プレムジーク9月/東京は色んな意味で予想を覆された。

17.Kodomo Rengou ★★★★★★
 同人サークル活動で元ネタになっているアルバム。「Wall,Window」の時のような爽やかさが消えて、季節感もまるっきりわからない。ベストアルバムやアニバーサリーイヤーを経て、メンバーの意識が変わったのだろうか、これまでに比べて格段にクオリティが上がった。無限会社がいい例だと思う。それぞれのパートにAとBと名付けたとしよう。まずAパートを単体で演奏したのち、次にBパートを演奏。その後間奏を経たラストでは、そのAパートとBパートが合体して、一つのメロディとしてリスナーを混乱の渦に巻き込んでいくわけです。ヤバイ、これは圧倒される。圧倒された。歌詞もメロディーも曲構成もなにもかも、これまでとは比にならないぐらいレベルアップしたアルバムだと思った。これまでの総仕上げとも取れるし、音作りにより貪欲さが増したとも。これに関しても「とんでもねぇアルバムがでたな」と読後に突き付けられた。おいしすぎて食べ過ぎてしまうアルバム。それが「子供連合」なのである。

18.Tabula Rasa ☆★★★★
 西川口のライブハウスで聴いて、アルバムを購入して、ピープルに浸かった一日。そんな良き思い出があるアルバムです。子供連合が凄すぎて、こちらはなんだかやや「物足りない」という印象。懐胎した犬のブルースは名曲。もし聴く機会があれば、歌詞カードを読みながら聴くといい。いい意味でピープルの面白さに触れられる。

19・Camera Obscura ★★★★★
 この記事を書いている時点での最新アルバム。こちらも歌詞カードを読みながら聴くことをすすめる。先行で発表された「螺旋をほどく話」はMVも相まって、余分な音を落としてよりミニマムに、3ピースロックバンドとして洗練された音楽性を示しており、成熟した中に成長性を秘めているかのような一曲だった。ダークサイドに落ちる間奏も音作りにこだわりを感じてすごく好きだ。で、発売前にトラックリストが解禁されれば何だ「スマート製品」「自家製ベーコンの作り方」「中央競人場」とかいう、タイトルからして既に面白そうな楽曲がいっぱい。それでいて聴くまで本当に予想がつかない。4年ぶりの新譜なだけに、期待値はそれだけ高かったんだなぁ。
 ということでライブにも参戦し、このアルバムも沢山リピートした。特にM8~M9の流れで「ああピープルの新曲が終わってしまう」などと名残惜しく感じたのは初めてで、もっとたくさん新曲が聴きたい!と、これからもピープルを追いかけたいと思わせられた。


総評として、なにが言いたいかというと一言。
「ピープルインザボックス」はいいぞ。
これに尽きる。

BVE運転会参加報告

◆BVE運転会参加報告

 東京・門前仲町で開催された「BVE運転会2025 Tokyo in東京」へ参加してきました。17日と18日の2Daysですが、当方は2日目のみ参戦。1日目は懇親会もありましたが、後日参加組として前夜祭感覚で参加してみたかったなって思ったのはここだけの話。



 20年間BVEに触っていて、このイベントに顔を出すのは初めてでした。というか、BVE歴20年というだけで驚く人が割と多く、ユーザー層が世代交代している感があって浦島太郎みたいだった。時代は移り変わっているんだなぁ、しみじみ。
 というわけで初参加となったイベントですが、バーカウンターで飲食が提供されていたので、午前中はずっと飲んだり食ったりしてました。シミュレーターの行列は午後になれば落ち着くだろうと見込んで。なお、開催スタートの合図と同時に、スタッフ全員とその場にいる参加者全員で自己紹介タイムがありました。マイク越しに「山形線と青陽電鉄を作ってます、ぜひ運転してみてください」と宣伝しましたが、自分自身はアガりやすいのでしっかり伝わったかなと正直不安ではあった。杞憂で終わったので良かったけども。

 甲北本線時代からプレイしてくださっている運転士の方が、意外と多かったです。架空鉄道の製作自体がかなり下火だなって印象の強かったネット上ですが、これがリアルとなると話は別で、やはりというか、ローカル線や東北地方・北陸本線を模した風景や路線づくりが刺さっていたようで、国鉄とJRがいい感じに合わさっているところに評価があったみたいです。架空路線を作る上では、「現実離れしすぎない」ことと「実在性の強さ」を軸としていたので、それが高評価に繋がっていたんだなと。



 午後から運転に出撃。211系と京急800形のマスコンをいじらせてもらいました。正直に言うと「マジで楽しい」でした。211系のハンドルは操作し易い。本物よろしく金属製なので、スピーカーから出る音が運転台に振動として伝わるので、かなりの臨場感。総武・成田線は久しぶりの運転だったので、かなりたどたどしい操作でした。ですが、やはりというか「男は黙ってツーハンドル」の人間。ジョイント音で睡魔に負けるそうですが、気持ちよく運転させてもらいました。

 つづいて、京急800形。写真は昔撮影したもので代用します。
 2011年12月12日撮影。

 操作の感覚ですが、ワンハンドルマスコン系はやはり硬い。というより、Pノッチからニュートラルに戻すときに「Nに入った」ことがわかるような感触が無いので、かなり手こずりました。運転しにくい。マジで。ただ、ブレーキはかなり効くので高速進入でもがんばれば止められるあたり、さすがダルマ。この車両が過去帳入りしているのはなんとも惜しい。



 夕方に入ると、主催のでんちょく様による運転競技会(生配信)が行われました。私はカメラの映り込みを避けてずっと隠れてスマホから観戦していました。

 恐れを知らぬ挑戦者、上には上がいると思い知らされる。皆さん上手いです。普段からキーボードで運転しているので、いざ本物に近いマスコンを操作するとなかなか上手くいかないのが悩みである。しかも800形のマスコンで京成3000形を運転するというエグい仕様。それに加えて「壊れたらどうしよう」という一抹の不安もあったので、もう少しマスコンに信頼を預けてもよかったかもしれない。


 運転会全体を通して。ネットでの予約になりましたが、案内メールの時点でスタッフ側が「楽しんでもらいたい」という想いを込めているのがよく伝わってきました。ユーザーや作者間での情報交換や、参加して友達を作ること、シミュレーターゲームとしての文化、更にはバーを併設して飲みながら趣味の話に更ける、等々。今までにない刺激の数々でモチベーションがあがりました。生の感想を頂けたのは、本当に大きい。昔ながらの「知る人ぞ知る」時代のBVEに戻りたい気持ちもあるんですが、今は今で、これでいいのかもなって思ったり。哀しいなって思うこともあるけど、それすら愛おしく思える年齢に近づいてる模様。

 強いて言うならば、ここは参加者全員が主役になれる場。2時代からcsvで孤独に作業へ向き合う開発者ですら引き寄せられる魔力が、ここにはあった。



 「データを公開してもあまり感想を見かけない」などと。無理して話題を振ったのですが、プレイしてくださる方が多いと分かって凄く安心しました。こうやって自信を積み重ねるって大事。アンダーグラウンドに活動する無名側の人間ですが、主催のでんちょく様からも元運転士としてデータに関するフィードバックを頂けたので、時間を見つけては改善に取り組んでゆく次第(その代わりかなりハードルが上がってしまった)。関根→米沢の延伸については、ひきつづき山形線特設ページで改めて報告します。

 というわけで、主催のでんちょく様、スタッフの皆様、そして「山形線」や「甲北本線」をキッカケにお声をかけてくださった運転士の方々、ありがとうございました。励みになります。

 この場をお借りしてお礼申し上げます。

鉄道博物館潜入/撮影記開設/音楽(TK from 凛として時雨)/艦これリチャード堀り/アニメ視聴(俺だけレベルアップな件)

◆鉄道博物館潜入

 東武8000系が展示されているということで、初めて行ってきました"てっぱく"。
埼玉に移り住んできてだいぶ経過しましたが、近所だというのに行く機会が殆どなかった。



 目当てだった8000系。新幹線の横に鎮座しているのがシュールすぎる。
この日は大きなイベントがあったわけではないんですが、個人的に気になっていた「交直セクション通過時のABB動作を間近で見れるということで、そちらの実演に参加。てっぱくの恒常イベントとしてはかなりマニアックな説明がされており(子供より大人の参加者が多かった)、甲北本線を公開していた時に気になっていた部分も解決。



 昼飯はチキン弁当。冷めててもウマい。今度は動いてる列車内で食べれる機会を、ひさしく作りたいものです。



 帰りは「幸せのパンケーキ」でした。予想以上に卵の風味が残っている上に、とんでもなく柔らかかった。これ一つで満腹になってしまうなんて、すごい威力だ。この日は"ブラザー"が一緒でしたので、ついていく形で入店。感性が刺激されて若返る。

◆撮影記開設

 ホームページにて、新たに「写真と旅行のReport」を開設しました。管理人の撮り溜めた写真をこちらで公開いたします。新規に公開する記録は以下の通りです。

2012年「廃止直前の十和田観光電鉄」
2013年「東急を訪ねて・富山地方鉄道」
2014年「東急を訪ねて・長野電鉄と上田電鉄」
2015年「ひたちなか海浜鉄道キハ205形」
2016年「大鰐線撮影会とイベント列車の夜」
2017年「年末四国旅行」
2018年「東急7700系さよなら運転」
2019年「相鉄7000系撮影会」
2022年「姨捨駅・青海川駅」
2024年「JR北海道・東日本パス7日間日帰り旅(前編)」
2025年「JR北海道・東日本パス7日間日帰り旅(後編)」

 10年以上前の写真がHDDに眠ったままになっているので、資料や記録の意味合いを含めてここに放出。個人としての活動歴が20年になるというのに、一時期公開していた写真を引っ込めたままにしているのって本当にもったいない。いや、これは人それぞれの価値観なんだけど、絵にしろMMDにしろ、創作にしろ、すべては「自分の生きた証」であると考えている節があるので。艦これにしたって、看板娘創作にしたって、ありとあらゆる手段に出ては記憶に残る何かを遺したがるのが俺なのである。めんどうな人間だ。

◆音楽(TK from 凛として時雨)

 新譜の激推し曲がMVになって上がってた。

"「寂しくない」って言うんだろう「怖くはない」って言うんだろう"

 この歌詞で救われる命がある。

◆艦これリチャード堀り

イベント終了、お疲れ様でした。メンテナンスも終わったので、よし備蓄再開だ!と気持ち新たにして運営電文を覗いたらびっくり。新艦娘を通常海域で限定実装。サムや福江などがイベント外実装だったので随分と久しぶりでしたが、虚を突かれた。ただ、その日のうちに出ました。2-3-Nマスです。爆速終了。ちなみに浜波改二も登場ということですが、そちらは必要なブツが足りないので見送り。

SSSSSSSS(8周)

気になる夏イベは、7月下旬ごろからかな。その期間までにMMDドラマを仕立てて、できれば半分は終わらせたいなって思う。




GW中に2話分つくりました。相変わらず「ニコニコできないニコニコ動画」になっています。Part2に入ってからは、いつも以上に増してコメント欄が葬式みたいに無言です。

◆アニメ視聴(俺だけがレベルアップな件)





 凛として時雨だからだよ。ブレイクダウンのギターが入ってサブタイトルドーンは破壊力強い。
1話の冒頭はリアタイでチラッと見てたけど、これまで見てきた異世界モノ(舞台は現代でゲートを通して異世界へ移動できる流れだけど)の中ではかなりシビアだなと思った。あっけらかんと死んでくキャラだったり、蟻だったり。HUNTER×HUNTERの影響ありそう(G!やキメラアント編あたり)。息をするように主人公のレベルがシュッシュッっと上がっていくとか、戦闘描写が異次元で楽しい。ワクワクする。

 主人公が人間性をどんどん失くしていく様に期待して観始めたので、話が進んで雰囲気がどんどん変わってもコミカルな面が要所要所にあるから結構イケる。

 韓国発の作品だけど、日本語タイトルは本当にコレでよかったのかって一抹の違和感がある。「SOLO LEVELING」って出てるんだから「~な件」とかいう「なろう系」タイトルよりもうちょいマシなネーミングを用意できたのでは……。世界観とタイトルミスマッチなのが惜しいんだ。水篠旬(성진우)本人が「俺だけがレベルアップな件」っていう姿があんまり想像できぬ。

新作動画告知/東武8111F/ネパール料理を食す/音楽の話(Syrup16g・People In The Box・THE NOVEMBERS)

◆新作動画告知

 新作動画です。よろしくお願いします。

◆東武8111F

ヘッドマークが外れたことで、GWの春日部駅先は凄いことになっていました。
写真は、運用開始直後のHM未装着の姿。夜とはいえ、これに加えて朝にもワンショット頂いているので、今更外れたところで……とは思っているんですが、いざ見かけるとソワソワしてしまうもの。今はそんな8111Fを撮るより、可能な限り「見る」「乗る」に徹しています。乗車することが、野田線沿線民としてできる「関東私鉄のレジェンド」への最大級な敬意だと俺は思うから。




◆ネパール料理を食す 



 今回は、コンパクトな「ダルバート」と「パニプリ」。以前ディードの手食に挑戦した際、ライスをサービスして頂いたのですが、あまりうまくいかずスプーン掬いでギブアップ。
 この日は金曜日でカレーの日。だったので、ライスにカレーをかけて混ぜて食べましたが、その時にライスとルーがいい感じに合わさると"トロみ"が出て、くっついていたライスが1粒1粒分離していたので「もしかしたら、混ぜれば手食でも指に米がくっ付かず食べられるんじゃないか?」とふと閃きました。でもちょっと怖いので少しずつ練習するしかない。
 以前食べログで低評価に「カレーがぬるくて残念」と書いてありましたが、インドやネパールでは現在もカレーなどで手食文化があるので、"手で食べる"からこそ熱すぎないルーを提供しているんだなと改めてお国柄を感じたり。

 ちなみにパニプリは、中央のピリ辛いスープを穴の中の野菜に注ぎ、一口でガブッといきます。寿司みたいですよね。

 この日は、店主がこちらの食後を見計らっていたのか、「チャイ」を出してくださりました。残業してたので、ミルクティーやココアみたいな甘味が身に沁みました。優しい気持ちになれる。嬉しい。

◆音楽の話

 憂鬱になれるバンド、トリッキーな曲、エグい音圧で圧倒するライブ、ライブ化けの宝庫。

Syrup16g「ニセモノ」

「あなたのシロップはどこから?」と聞かれると、本格的に聞き出したのは、当時のラストアルバムだった「Syrup16g」でした。それよりも前に、TK from 凛として時雨 が開催していた Error for 0 というライブの対バンで「Syrup16g」を知ったのがそもそもの始まり。なので、シロップというバンドで初めて聞いた曲は実質「i'll be there」です。

Syrup16g「I'll be there」

 スッと入ってくる心地よいリズムだったので、スルメのように後々気になって聞き始めたらハマったとう流れ。特にこの日のライブで一番印象に残った歌詞が「死んでいる方がマシさ、生きているよりマシさ」だったので、後々検索してから、シロップというバンドの系譜を前後にたどるようになり、気づけばぷっしろ応援団の一員に。

Syrup16g「生きているよりマシさ」

五十嵐隆という男を知ることで、人生観が変わったのも事実だし、それは良くも悪くも、自分自身を追い込むことになるんだけど、その度に彼の歌詞にハッとさせられ、心を軽くさせてくれ、ささくれ立った気持ちをなだめさせられ続けました。晩秋(=生命・生活の終わり)を感じさせる scene through や、気だるくやる気に満ちない時に聴く正常や不眠症はよく効いた。

Syrup16g「scene through」

バンド解散時のラストアルバムの終盤の曲ともあって、飛び降り自死するときの優しい走馬灯だなと思う。イチョウ並木の住宅街がよく似合う。

Syrup16g「正常」


Syruo16g「不眠症」

これらの楽曲は「HELL-SEE」に収録されているけれど、アルバム単位で好きな曲がてんこ盛りなので、ここでは紹介するのにちょっとスペースが足りない。いずれ細かく紹介できたら院だけど、かなり昔の感覚なのでしっかり言語化するのに難しいな。

Syrup16gは、心の風邪薬だ。病んでるときは聞いてくれ。

つづいて、People In The Box。彼らを知ったのは東京喰種で主題歌をしていたのがキッカケ。あとネット上にNEVERまとめというサイトがかつてあって、そこでPeople In The Boxというバンドのアルバムを要約して紹介しているページがあったから。より強く興味を持ったのはそれ。当時はゴリゴリのロックな曲を好む人間だったので(高校生~大学生にかけてはFalilvや時雨といった激しい系)、ぶっちゃけると当時は「翻訳機」も「聖者たち」も刺さらなかった。何が刺さったかというと、「旧市街」。

People In The Box「旧市街」

これを聞かずしてピープルファンは名乗れない。今や代表曲。ポエトリーリーディングで始まり、中途半端なタイミングで歌に変わる、変拍子もそうだが、あらゆる意味で圧倒された一曲だった。この衝撃、今や普通に当たり前のように色んな音楽で聴くことができるが、単調で聴きやすい「商業ロック」な曲が多く出回っていた時期だったと思うので、そこで「旧市街」とかいう残響からデカい角砂糖と衝突事故。これキッカケにピープル沼へと落っこちていきました。

People In The Box「サイレン」

このバンドとも付き合いが長いので、文章は思いっきりはしょるが、ピープルの楽曲はパズルだ。歌5拍子、リズム3拍子のポリリズムは今や当たり前だが、波多野という男はギターと歌唱でそれぞれ別拍子で歌いやがるんです。曲を聴いてて酩酊してしまうのは、そのせいかもしれない。意味不明な歌詞も相まって、気持ち悪さ全快で、それがいいんだ。そして読後感に近い憂鬱な気持ちを同時に持ってきてくれる。

People In The Box「海抜0m」

夏の涼しさを感じられる「季節性」を孕んだ曲も特に好きだ。ピープルの楽曲は、アルバムごとに色がある。シロップは常に3ピースで、共感できる歌詞があるからこそ「新しいことを全くしなくてもずっと聞いていられる」タイプ。逆にピープルはアルバム毎にコンセプトがあり、うねるように変化する。進化しているわけじゃないけど、演者が観客を虜にするのがすごく上手い人たちだと感じる。どこかしらに「ラーメンズ」の雰囲気がある。

People In The Box「さまよう」

夏のさわやかさでは翻訳機もそうだが、圧倒的に好きだなと思うのはこの曲。「彼女を守るのは君だけの使命」という、比喩もなくストレートに表現されたこの一行の歌詞がしびれさせるし、楽曲全体の柔らかいアコースティックやエレキギターの音色がたまらない。

People In The Box「気球」

真夏、灼熱の真夏、中東を感じさせるアルバム「Weather Report」も好きだ。
このアルバムは全21曲70分を1トラックとかいう上級者向け。不思議なマイナー調のメロディ、よく聞いてみると「砂漠」と「大砂漠」で同じ曲が使われながらもアプローチが全然違ったり、真夜中、夏至、潜水といった聴く側の想像力を無理やりダリの世界に持っていくような、ミステリアスで謎の多い古代遺跡を探索しているような錯覚。面白過ぎる。最後は「食事をしようよ」で気球が着地します。聞き出したらラストまで止められない。すごい。

People In The Box「砂漠」

イントロの落っこちてくる感じのメロディ。
ここで紹介したいのだけど、ウェザリポはネタバレさせたくないから、あえてこれ以上は載せない。

People In The Box「螺旋をほどく話」

聴いてくれ、このミニマムなロックを。繊細で細やかな手数に圧倒されてくれ。ある種芸術だ。歌詞にも注目。

THE NOVEMBERS。これは一口で済ませます。
なぜか、思い入れが深すぎて全部紹介すると絶対終わらない。初期だけにとどめる。

THE NOVEMBERS「こわれる」


THE NOVEMBERS「she lab luck」

初期の名曲、超キてる小林裕介という男の狂暴性。誰かが言っていたけど、当時のノーベンバーズは「シロップが狂暴化した感じ」と言っていた。的を得ている。けれど彼らの惜しいところは、こういう激しい曲をプロモーションし、バラード曲をリスナーが聴くまで伏せているということにある。実際ノベンバはバラードでも激しい曲でもハズレが無い一癖も二癖もある金属バットみたいな曲ばかり。

THE NOVEMBERS「ア_-オ」

読後鬱。歌詞が少なくて、情報が限られているからこそ、不安になる部分を掻き立てられる。伝えたいことが伝わらないからギターをがなり立てて叫び倒してる。とにかくこの曲は辛い気持ちがデカい。落ち込める。ちなみにこの曲は読みが「ア↓オ↑」らしい。「_」と「-」が音程を表しているものと思われる。

THE NOVEMBERS「dysphoria」

ヘドバン必至。特に間奏のケンゴマツモトと小林裕介のギターが押し合いへし合いしていてエグい。歌詞は何言ってるかわからないけど、恨みつらみがこもってる。ひねくれている。ノーベンバーズは一曲ずつ紹介するというより、アルバム単位で聴いてほしいと思う。凛として時雨よろしく、彼らも静と動の表現がうまい。内なる暴力性を音楽にガッツリぶつけている初期の狂気的な楽曲群に対比して、綺麗な楽曲もあるのでそのコントラストを楽しむのもよい。

なにが言いたいかというと、「ノベンバ」はいいぞ。

THE NOVEMBERS「ウユニの恋人」

軍令部酒保令和七年春季/心身エグる曲で打線を組んだ/東武80000系その後

◆軍令部酒保令和七年春季


 艦これオンリーに顔を出してきました。2022年の開催以来3年振りです。鈴谷、村雨、龍驤を撮らせていただきました。開催地が浅草だからなのか、コスプレしている人が少なくて、カメラマン>コスプレイヤーの構図が顕著でした。なんでも今は神戸かわさきのほうが集まるらしい。「あんなにたくさんいた知り合いが一斉にいなくなる」という異常事態に心がザワついておりました。それでも昔なじみの人が3、4人ほど居たので艦これや鉄道趣味の話で久しく盛り上がりました。本当にありがとう。


◆心身エグる曲で打線を組んだ
チーム「物理攻撃」
1.うたかた花火(Supercell)
2.すべてがそこにありますように。(THE SPELLBOUND)
3.Q(女王蜂)
4.うつして(Syrup16g)
5.orbit(TK from 凛として時雨)
6.テールランプ(藍坊主)
7.きみのairplane(麻枝准×やなぎなぎ)
8.Close To Me(THE NOVEMBERS)
9.JFK空港(People In The Box)

M1「うたかた花火」
NARUTO疾風伝で主題歌だったもの。最近になって歌っているのがやなぎなぎと知った。夏の終わりに聴くのが一番良い。

M2「すべてがそこにありますように。」

金カムのED。冬に聴くと良い。消えない傷が生きた証となって、無数の光が現れては一瞬で消える。長い歴史の中で人一人の命はあまりに短すぎる。切ない。

M3「Q」

救いがない。

M4「うつして」

つらい。真冬の寒い日にマスクして電車に乗り、外を眺めてるとよく沁みる。

M5「orbit」
最近のTKソロ新曲。泣かせるな。

M6「テールランプ」
真っすぐでどこまでもやるせない。虚無とけだるさが続くけど、最後には夕方五時の通学路、日常に引き戻される。

M7「きみのairplane」

最後で現実突きつけるんじゃない。死んで鳥になるのはありきたりなのに響くんだよ。真冬にコミケ始発組で並んだのが懐かしい。その時にたまたま手に入れたシングルだったから。これ。

M8「Close To Me」

いつまで我慢して正気のままで生きていけるんかな。無意識に色んな人を傷つけきた子供時代を背負って生きてるから。それがいま社会人になってツケとして巡って来てるから、本当は誰かと一緒になるより孤独死したほうがいいのかもしれない。ひとり外食してテレビ見ながら毎日一人っきりで。余談だけど近所に店内ガラガラの中華料理屋があって、よく仕事帰りにそこでチャーハン食ってた。落ち込むけど優しい気持ちが芽生える曲。

M9「JFK空港」

自分たちはあと数分で死ぬ。その間にどれだけの人に感謝とか謝罪とかできるのか。
死に際~死んだあと天に引き上げられる、ギターの音が飛行機の悲鳴と苦痛に溺れる暗闇を経て晴れた空に変わる表現が鬱鬱鬱。最後の一音が終わるとしばらく何も聞けなくなる。虚無。9.11の曲ともいわれてるだけに俺は結構この曲で落ち込める。

チーム「精神攻撃」
投手.mazohyst of decadence(DIR EN GRAY)
捕手.Tomorrow(杉本竜一)
一塁手.海王星(ホルスト組曲)
二塁手.Revolution9(The Beatles)
遊撃手.Requiem(芸能山城組)
三塁手.Supermarket Flowers(Ed Sheeran)
左翼手.学校に行きたくない(神聖かまってちゃん)
中堅手.Deep Down(Aimer)
右翼手.傍観(凛として時雨)

M1「mazohyst of decadence」

投手としては9回裏まで連続100マイルを常に叩き出すレベルだと思う。MVはグロい。イントロで赤ちゃんの声がするけど怖い。極めつけは「手術中」シーンと思われる女性のコーラス。暗い重い怖い。色々考えすぎて本気で落ち込む。さよならさよなら。

M2「Tomorrow」
小学生の時の合唱曲。低学年の頃から死んだらどうなるのかと考えてたぐらいで、なにがあったのかこの曲聴くたびにすごく落ち込む。

M3「海王星」
最初から最後まで静か。地球から遠く離れた宇宙に漂っている感じ。最後は彼方に消えていく。

M3「Revolution9」

狂気。

M4「Requiem」
AKIRAのEDにあたる部分。やっぱ鬱です。

M5「Supermarket Flowers」


M6「学校に行きたくない」


M7「Deep Down」


M8「傍観」

つかれた。

◆東武80000系その後

 雨が降りそうな日に通勤で80000が当たりましたが、停止直前に地震みたいな音を立てて止まってビックリした。プラットホームが「ズズズン!」と地響きを立てたので本気でビックリしました。マジで。たのしーとに座る人もチラホラ増えました。慣れは意外と早い。

感想(TK from 凛として時雨「Whose Blue」)/新作ボイス動画公開/艦これ2025春イベント後段作戦「突入!第二次礼号作戦」進捗③/ファンパレ

◆新作ボイス動画公開

 ちひろくん目覚まし・就寝用ボイス動画です。4作公開したところで完結です。




◆感想(TK from 凛として時雨「Whose Blue」)

 相変わらずアルバムとなるとボリュームがおかしい。

 「彩脳」以来、5年振りのアルバム。「flowering」が"一瞬の輝き"を頑なに手放そうとしない、欲張りなアルバムという印象だったので、刷り込みのごとく、TKソロは"そういう路線"でいくのだと思っていたんですが、「unravel」を経由した2作目「Fantastic Magic」で一旦「時雨」の方に引き寄せられた感じがしました。その後アニメ91Daysのストーリーと主題歌の「Signal」を擁した上で「white noise」がリリースされますが、再びTKソロ特有の"白さ"と"淡い虹色の色彩"が広がり、「Wonder Palette」で打ちのめされて情緒が撃沈。さらに次は長い付き合いの東京喰種:Reタイアップ「katharsis」を経て、3ピースっぽい音像がハーフに混ざり合った「彩脳」、完全に"向こう側"の「first death」、3ピースのアルバム「last aurorally」っぽさを残した「誰が為」。これまでにTKソロと「凛として時雨」は別物のように思いつつも、まるで波形のように「凛として時雨」の世界観とくっついたり離れたりを繰り返しているので、楽曲の並びを結構闇鍋だなって感じます。

 発売直前にトレーラーを聴いてみて思ったのは「"flowering"の世界観に戻って来てる!!」でした。それでいて、宝石っぽくて繊細で綺麗な音、シャラシャラした音(悪く言えば薄い音色、良く言えば綺麗なメロディライン)、低音の利いたドラムが上手くミックスされているなと。夜に電気を消してキャンドルライトに火を灯して聴いてみたいなとも思ったです(M12のephemeral mistとか)。以下、1周目での感想。

M1「first death (Devils from Chainsaw edition)」
 いきなりドラムから始まってびっくりした。全体的にロックな音を控えてデジタルチックになったなって印象。

M2「Synchrome」
 アルバム初出し。ちょっとぽかんとしていてロクな感想が書けなかった(そのくらい引き込まれたって事ですわね)。

M3「誰我為」
 ヒロアカだね。不安定な曲が多い中で、タイアップ系はポップな曲が多いから地に足の点いている感じ。

M4「クジャクジャノマアムアイア」
 サッカッサマーサッカサマー。NHKみんなのうたは結局観なかった。こんな曲をお茶の間に流してたのか。

M5「UN-APEX」
 APEXって言われると某ゲームしか思い浮かばない。コナンのAPTX4869にもにたネーミングをしていて、こういう系のタイトルの曲はEDM要素が先行で連想される。韓国作品のアニメなのかわからないけど、要所要所にK-POPっぽいアレンジが入ってるように感じる。ジャニーズに曲提供していた上、TK本人の音楽道もJ-POPが始まりだと言ってましたし、その影響が入ってるなって思った。

M6「orbit」
 TKソロに本気で泣かせられるとは思わなかった。鳥肌立った。声に空間系エフェクトがかかってるからファルセットの伸びがより綺麗に響いてて美しい。あとで歌詞を読んでみたら、孤独の誰かに優しく手を差し伸べているのか、内なる自分自身を癒そうとしているみたい。音色も相まってかなり沁みる。

M7「GRANT」
 インスト曲。
M6で前半を〆て後半戦に臨む前の箸休め、深呼吸、情緒整理用BGM。廻り舞台。

M8「Scratch」
 B'zの稲葉氏とTKのコラボ。心なしかTKの歌声の方に余裕を感じされて怖い40代だなと思う。稲葉氏は良くも悪くも昔な歌い方。アンバランスだけどピアノとギターに対比があるのでつり合いが取れてて面白い。

M9「Microwaver」
 サビのテンポの良さがいい。縦ノリできる。車運転しながら聴いてもいい。今回のアルバムって全体的にEDM要素強いな。このごちゃごちゃした音が頭の中で洪水になる感覚がクセになる。

M10「musique」
 日の傾いた午後、日差しの入らない部屋で青空を見ている感じ。夜だったら全部の電気を消して蝋燭の火だけ眺めて聴いていたい。間奏でピアノの主旋律にスッと添えられてるヴァイオリンメロディがサラサラを肌触り良い。ここもEDM入って来てる。ラスト壮大だな。

M11「Whose World? Whose Blue?」
 おっ、表題曲だ。山のてっぺんにたどり着いたって感じだ。坂の上の雲のEDで流れていた映像を思い浮かべる。なんだろう、Sukekiyoの鵠っぽい。曲の立ち位置が。

M12「ephemeral mist」
 ラストにインスト曲を持ってきたのは1stアルバム以来じゃないですか。"TKソロ"という活動がこの瞬間終焉を迎えた…みたいな切ない音像でちょっと怖い。続いてほしいんだけど、いつかは必ず終わりが来る、そのやるせない気持ちが引き出された。深い深い海の底まで沈んでいくんだけど、ラストでドラムが入ってくることで、光が淡く差し込んでくるよう。なんだけど、手は伸ばさず、流れに身を任せて眠りについた、みたいな。


 今までのTKソロシリーズに比べると、大陸的で壮大なスケールだった。それが顕著に出ていたなと。讃美歌・ファンファーレ・アンセムとも。いよいよ神格的な空間へ昇華しようとは。地下でギャーギャーギター鳴らして人が、とんでもなく遠い世界まで行ったんだなって思う。

 全体的に「orbit」がエグいやばい。全人類歌詞とセットで聴いてくれ。



 さて、初回限定版を購入したので、超楽しみにしていたインスト曲のほうも視聴。ぶっちゃけ film a moment の introduction が流れる8mmカメラ越しの映像がすごく好きで、今回これが作業用BGMとしても聴けるようになったので、この1曲だけでも1万円以上払った甲斐がある。久しぶりにDVDを引っ張り出して聴きたいんだけど、今家にプレイヤーが無いのでお金溜まったら買ってやる。

◆艦これ2025春イベント後段作戦「突入!第二次礼号作戦」進捗③

E4-3丙 Wマス

 榧は色んなところでドロップしてるから一番乗りかと思ったけど、かなり引きずったので今回はダメじゃないかと感じてた。けど毎度のごとく資材と忍耐勝負、確率0.7%(たしかそう)に打ち勝ちました。この瞬間がたまらなく好きである。「よっしゃー!」と思わず声に出てしまうと同時に、開放感達成感。春イベ終了、お疲れ様でした!

【E4-3 Wマス】
SSSSSSASSSSASSSSSSSA
SSSSSSASSSSSSSSASSSS
SSSSSSSSSSASSSSSSSAS
SSSSSSSSSSSASSAASSSS
SSASSSSSASSSSSSSSSSS
SASSASSAASASSSSSSSSS
SASSSSASASSSSSSSASSS
SSSSSSSSSSASAAASS[S榧]:158周

 この間、対馬、御蔵、稲木、三隈、那智、天津風、雪風、長門、陸奥、磯風などドロップ。
大きなイベントが終わったので、今後はMMDドラマやBVEの製作を再開します。待たせてしまってるな。

◆ファンパレ



 ついにお兄ちゃんが虎杖の前に登場。最新話まで進みました。はやく脹相を操る術師になりたい。

新作ボイス動画告知/艦これ2025春イベント後段作戦「突入!第二次礼号作戦」進捗②/野田線の春/80000系を通勤利用しての感想/音楽(Ash・やなぎなぎ・凛として時雨)

◆新作ボイス動画告知

 看板娘と、看板娘のともだちのボイスサンプルです。
ニコニコ動画にて配信をおこなっているほか、ホームページの「Staff Room」でもイラストや音声を再生できるコンテンツがあります。よろしくどうぞ。


◆艦これ2025春イベント後段作戦「突入!第二次礼号作戦」進捗2

E-6丙

 4/5~6の2日間かけて攻略。

【ギミック1】
F:A勝利×3回
【ギミック2】
L:S勝利×2回
I:S勝利×2回
M:S勝利×2回
【戦力1】
【戦力2】
【ギミック3】
F:A勝利×1回
I:A勝利×1回
O:A勝利×2回
J1:航空優勢×1回
【戦力3】
【破砕】
I:S勝利×2回
O:S勝利×2回
V:A勝利×2回
基地防空:航空優勢×1回



 ここは破砕ギミックが無いとキツかったので3時間かけて完了。
結局突破に至るまで新規艦のドロップは無し。ここからが本当のエキストラステージとなるわけです。堀り免除とはならなかった。地獄はまだ生ぬるい。しかも基地航空隊の銀河は一機しか持っていない上に震電もジェットも不在なので厳しい。


E-6丙 Zマス

 いざ周回だ!と気合い入れた矢先の出来事でした。A勝利です。

【E-6 Zマス】
AAASASAAAAAA[S突破]S[A杉]:15周

E-2乙 Uマス

 ドロップ率が悪いといわれているUマスで邂逅しました。

【E-2 Uマス(突破後周回)】
SSSSSSSSSS
SSSSSSSSSS
SSSSSSSSSS
SSSS[S大泊]:35周

E-5丁 Zマス

 途中にラ級、ネ級改が控えているので泥沼かなと思ったら早く来てくれました。

【E-5丁 Zマス(突破後周回)】
S[S杉]SSSAS[Sしまね丸]:8周

 榧は白雲誤解体以来でコンプリート脱落の可能性が出てきた。


◆野田線の春



 咲いてました。帰り道にて。
80000系が登場してしばらく経過しましたが、毎朝出勤時間とタイミングが被るのでよく見るように。残業などで帰りが送れると稀に出現します。4月に入ってからは早速5両化の影響が強く出ており、車内はぎっしり詰め込み満員です。そして座席は自宅のソファーと感触が似ている。満員電車での問題の一つに「車内の中まで詰めない乗客」という課題がありますが、80000系の場合1両少ないと認知されているからか、ドア付近に溜まることなく中まで乗客が流動しています。これが8000系や10030系だと、確実にドア付近のみが混んでいる悪循環に陥っているので、それだけは80000系の運用で効果があるみたいです。内心悲鳴上げてましたが、もうちょっと見守ってみるとします。野田線ユーザーとして。8000系にはあと何回乗れるんだろうか……。

◆80000系を通勤利用しての感想



 さて、上述の記事は投稿1週間前に書いたものですが、後述からは「より直近の80000系」について感想を述べていきましょう。野田線大宮口の通勤ユーザーとして。(※写真は8111Fが営業復帰した直後に撮影)
 80000系がデビューし、朝通勤でも乗る機会が出てきました。内心は「げぇ、5両」のリアクションで、そこに「みまモニ」搭載編成となると一度で二度美味しい状態。乗る時間帯がやや早いので、人によっては感覚が変わるけども、乗ってみて感じたことを述べてゆきます。

 ①まず朝は「それでも意外と後ろが空いている」

 大宮駅の構造上、先頭車両がかなり混雑するので覚悟していたわけですが、乗ってみれば意外と後ろのほうがまだ空いている。スマホがいじれる程度の混雑。発車が遅れる原因は明らかに「1号車の混雑」。例にもれずドア付近に溜まる乗客、中ほどは空いている、7人掛けの座席が5人掛けになっているなどの要因も重なり、2~3分遅れます。しかも4号車は、日によって5号車の女性専用車より若干ゆとりがあります。
 ブラックな話をすると、4月は始まりの季節。社会人にとっても学生にとっても新たな出会いが多い季節です。ですがそのうち、会社に馴染めなかった人も学校に馴染めない人もいずれ脱落します。最初のうちは大勢の仲間を作っても疎遠になったり、知らないうちに消えたりしてます。要するに5月6月と進めば進むほど混雑も落ち着くということです。

 ②夕方は「かなり混雑している」です。

 帰りの大宮始発は、最後尾こそ満員ですが、先頭も肩が触れ合う程度の混雑であり、車内中ほどまで立ち客で埋まるほど、分散乗車がうまくいっている印象。帰宅時間帯が80000系の良さを上手く引き立てている感じです。ただ朝も夕方も、その座席周辺のデザインも相まってか、"たのしーと"に座る人は"優先席"以上に見かけないです。まぁあそこにサラリーマンやおじさんが座ったら浮く。若手ハイエンドな人でも浮く。かなり人間の心理を利用した上手い見せ方をされたなと思います。いずれにせよ、慣れて"たのしーと"攻略組が現れるのも時間の問題っではあるが。
 なお、座席と静音性はピカイチ。なんなら60000系のモハ車よりも優秀です。そこはいいなと思ってます。

◆音楽(Ash・やなぎなぎ・凛として時雨)

Ash「Renegade Cavalcade」

 好きの一言に尽きる。コーラスで口ずさみたくなる。

Ash「Orpheus」

 昔「笑っていいとも!」にゲストでメンバーが出てきて、その時に母親がCDを引っ張り出してきたのが出合いでした。アルバム「Meltdown」の2曲目。曲構成がAメロ・Bメロ・サビの、いわゆる邦楽構成な洋楽メタルロック。タメてから解放する後半のラストスパートが最高にかっこいい。車の映像と相まってとてもよい。

Ash「Machinery」

 イギリスのロックバンドながら、日本国内で撮影した映像をPVに起こしたもの。こちらも日本人にとっつきやすいメロディラインと分かりやすい構成。一昔前のクラブ(カラオケ喫茶)で歌うシーンが、平成生まれの自分にすごく刺さり、なんとなく虚しい(何故だか)。人生のピークを過ぎて、下り坂の余暇を楽しく過ごしているような感じがします。
 ちなみにMeltdownで激推しは他に「Tinseltiwn」と「Starcrossed」です。めっちゃ好きだ。好きすぎる。


やなぎなぎ「Killer Song」「きみのairplane」

  かつてコミケでビジュアルアーツ組の待機列に並んで手に入れた、先行シングル「Killer Song/終わりの世界から」より。シングル限定のカップリングで「きみのairplane」という曲があるんですが、改めて歌詞に目を通すたらストーリーが心にぶっ刺さった。amazarashiの無題以来だと思う。楽器自体もシタールっぽいのが入っていて、なおかつモノクロで退廃的な世界が脳裏に浮かびます。分厚い灰色の雨雲空のさらに向こう、青空が広がったかと思うと鳥が飛んでいくんです。言葉選びが秀逸だった。


凛として時雨「Telecastic fake show」

 まあ説明不要ですよね。我らがロックスター。俺が時雨の世界に没入したのは大学生になってからですけど、当時はMステのリアタイで生演奏を目撃しているので(音がひどかったのは伝説)、それから暫らく経ってハマりました。伝えたいことがうまく伝わらない、やることなすことが上手くいかず自己嫌悪で死にたくなる、その時のストレスや苛立ちの受け皿代わりになってくれました。要するにイヤホンして家の中で爆音で聴いてました。一時期はひっきりなしにライブへ足を運んでたけど、今度は日本武道館。さすがに行けないのでTKソロの新譜を楽しみに待ちます。

凛として時雨「1/fの感触」

 初期時雨で好きな曲。秋の気配のアルペジオとか、アルバム単位で好きな曲がゴロゴロあるんですが、YouTube公式では全曲視聴できないので仕方ない。TKのメインヴォーカルに345のエコーが利いたコーラスが入ってきてダークながら切なさをもたらす。クライマックスな曲。

凛として時雨「Perfake Perfect」

 現最新アルバム「last aurorally」収録。一時期「最近似たような曲増えたなぁ」病にかかってたことがあったんですが、この一曲で時雨沼に戻りました。シングル盤だとインストとサイコパス版があるんですが、歌詞無しでも十分楽しめるのって自分の好みとしてはかなり稀有。TKソロの「first death」でも同じで、ギターが常に主張しているから歌が無くても楽しめてしまうし、なによりメロディーラインがカッコいい。カッコいいしか言ってない。伝わってくれ。

TK from 凛として時雨「first death」

 チェンソーマンリアタイ勢だったので、いつEDで出てくるか楽しみにしていたら、姫野先輩が退場した瞬間この曲だったので情緒が壊れた。これ鎮魂歌だったよ。後半の追い込みまでずっと勢いが止まらないもんだから、時雨にアニメタイアップさせたら無敵だというのを改めて実感させられる。Aimerあたりも外せないけれども。

凛として時雨「アレキシサイミアスペア」

 ズルい。MVが後半で「abnormalize」に戻るのがズルいよ。

凛として時雨「abnormalize」

 この頃のTKって30代ですよね。今まさに俺TKと同じ年の世界戦に立ってるって事じゃん。なんかもうちょっと生きるの頑張れそうだぞ。

新キャラ登場/年齢を追い越すこと/音楽(藍坊主・Falilv・Prague)/アニメ今期視聴枠(ラザロ・ギルます)/ルリドラゴンアニメ化

週刊「子供連合」です。
毎週日曜 午後12時30分 更新(適当)。
ネタ切れの時は更新見送りです。


◆新キャラ登場
 ちひろくん登場からおそよ2年。うちの子界隈に新人が降臨しました。(設定を)ご紹介します。

 名前は「亘李すみれ」。
ともだちです。
ちひろくんとは違い、手伝いに来てるので、ゲームで例えると攻略できない枠。いわゆるReWriteの井上。またはどうでしょう軍団でいうスタイリスト小松氏である。
 キャラを創作してわかったのは、性格設定をあらかじめ決めるのが苦手だということ。
ちひろくんの場合、初めは声無し・名無しでビジュアルと性格設定のみがありましたが、専属の声優さんが就き、喋るようになってからキャラクターが変化しました。
なので「どんな性格?」と問われると、答えるのが非常に難しい。
 二次創作ながら、MMDドラマの脚本を作っていると自分の場合、キャラクターが勝手に動き回ります。それはちひろくんも同じ傾向にあるようで、一次創作でキャラクターをデザインする段階として、性格設定よりもまずナチュラルに喋らせた方がいいのだろうと思いました。


 従来からの看板娘の情報も更新。pixivにもアップします。

◆イメージ画

 以下は、新キャラのデザイン構築で描いたラフ画に着色したもの。ビジュアルが既に美女。この時は声優さんが決まってなかった。

 ちひろくんの地位が脅かされる。

◆年齢を追い越すこと・上

 歳を気にするようになったのは、ネガティブな方向への変化に思える。
 艦これはイベントの攻略に入ると、一回の出撃で5分、10分を余裕で使うので気づいたら日付が変わっていることもしばしば。何度も繰り返し攻略する半自動プレイな上にやり込み要素の強いゲームです。それに加えて絵描きやBVEの製作といった創作人間の自分には、ぶっちゃけPCモニター1台だけでは足りない。1台はプレイ画面・攻略サイト・メモ帳を開き、もう1台(サブ機)はネトフリ・音楽を垂れ流す専用にしています。
 常に何か趣味とか考えたり作ったりしていないと、ふとした時急に気分が落っこちる時があるので、その対策として動画や音声を垂れ流しにしているわけです。とりわけ、その時音楽に次いで役立つのが「水曜どうでしょう」。あれは鬱に対して即効性があります(個人差あり)。大泉洋が幹部に振り回される、常識人の感性で共感を得つつも台詞回しでナチュラルにネタを突っ込んでくるので、あれは呪術でいう"逕庭拳"みたいなものです。一度の打撃で二度のダメージ。「くまのプーさんが通った道だよ」に対して「けもの道だね」って返事したりね(ヨーロッパ編)。


◆年齢を追い越すこと・下

 何かまた長続きさせるコンテンツを始めたいってなった時、自分の今の年齢を気にすることが最近増えてきたので悩んでいたものの、その時俺はふと思った。
 「そういえば、ミスターっていつ(何歳)から"どうでしょう"を始めたんだ?」
 それで調べてみたところ、34歳の時にサイコロ1を企画してたんですよね。時が流れて気づけばコンテンツは大きくなり、大泉洋は北海道を飛び出して大スターに。嬉野Dもサイコロ1の時は37歳だった。TK(凛として時雨)がオリコン1位の「Stilla Sigure Virgin?」でオリコン1位というハイライトを越えて、「I'm perfect」をリリースした時も30歳。五十嵐隆(Syrup16g)は「30代いくまで生きてんのか俺」って歌いつつ、バンドを解散して再結成するまでほぼ印税生活だけで40代まで駆け抜けている。去年で五条悟と野原みさえより年上になってしまった。"先行く人たちのあの頃の年齢"に近づくほど、20代30代になっても「中身はそんなに変わらない」し「親から見ればどんなに年とっても子供は子供」などあの頃のセリフの意味が紐解かれてゆく。振り返って思うのは鬱になることばかりでは無い。

 その度に、俺はまだ頑張れそうな気がしてきた。

◆音楽(藍坊主・Falilv・Prague)

 近所に出現した菜の花畑。30回目の春です。そこで子供の頃から聞いていた春の曲でお茶を濁す。春らしい曲といえば俺が真っ先に思い浮かぶのは藍坊主。

藍坊主「桜の足あと」
 お気に入りのアルバムはミズカネです。ハナミドリも捨てがたい。この曲のMVは、郊外の工場と桜。アンティークな舞台がすごく好きで、曲だけでなく映像だけでも楽しめてしまう。こんな感じのまったりした、春のほのかな暖かさとエモさを感じられる作品は自分にとってある意味薬です。

藍坊主「ジムノペディック」
 同じアルバムからもう一曲。先ほどの曲とは打って変わり切ない系。昔から聴いている曲ですが、この薄い色素の中には噛めば噛むほど癖になる味わいがある。サビで伸びるように歌われる歌詞が当時の自分の心の傷によく効くのでした。ハナミドリは名曲揃い。あの頃の藍坊主は色んな意味でセンスが研ぎ澄まされていた。


Fear, and Lothing in Las Vegas「Flutter of Cherry Blossom」

 H×HのEDに衝撃を受けて聴き始めた「通称・なんちゃらラスベガス」。
ダンスミュージックを得意とする彼らのバンドサウンドの中でも、初期寄りの作品「PHASE2」のラストから2番目に収録された「Flutter of Cherry Blossom」は、ミディアムテンポ主体の壮大な一曲。タイトルを訳すと「桜の羽ばたき」。サビに当たる部分でSoの伸びるような歌い方が好きだし、オートチューンを使っていながらも層に深みがありエモい。なにより歌詞も良い。和訳は結構出回っているので調べてみよう。
Prague「愛唱歌」
 銀魂の主題歌「Light Infection」や「バランスドール」で有名なバンドです。随分前に活動を休止していますが、昔からずっと聞き続けてる下北系バンドの草食枠。詩的な歌詞ながら、メロディーも湿度を持っており、春~梅雨時の曇り空に似合う。そんな3ピースバンドが歌う数少ない平和に焦点を当てた歌。セカオワの世界平和に近いものですが、セカオワの場合はキャッチ―で、Pragueは抽象的。アルバム毎に季節性があるので、銀魂で聴いてから興味があったら是非。1stアルバム「Perspective」は梅雨~初夏、2ndアルバム「明け方のメタファー」は秋、3rdアルバム「ある篝火について」は春。ちなみにシングル「Light Infection」と「バランスドール」は銀魂タイアップ仕様のジャケットです。
 高校生の頃にバランスドールのリリース記念で、渋谷エッグマンで招待制ライブに参加していましたが、周りは女子ばっかり。ライブ後はサイン会があったので、サインも貰ってきました。14年前か……。


◆アニメ今期視聴枠

 「ラザロ」

 アニメを見る時は、事前情報を殆ど確認せずに観る。それが俺なりの楽しみ方です。というわけでMAPPA作品、今期で一番の期待枠です。作画がいい。1話から既に演出・作画・声・音楽・世界観、全部好きが詰まってる。素晴らしい。

 「ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います」

 今期新作じゃないけど。インスタでしょっちゅうEDのあのシーンが流れてくるんで観るます。出てくるキャラの声に日高里菜っぽいのが居ると思ったら声優欄に居なかった。1話でアリナが「クソがクソが……」と愚痴のこぼし方が完全に限界迎えてる自分と一致していて笑ってしまった。声のトーン含めて、そういう声優のリアルガチ寄りな演技が観れる作品は好きです。作ってる声だけじゃなくて、高音低音どっちも駆使するタイプはアタリだと俺は思ってる。


 これの1:00~から始まるサビの部分が毎度のようにインスタで流れてくる。

◆ルリドラゴンアニメ化

 やったぜ動いてる。嘘は言っていない。錠剤やピポワンと同じ作画か?

艦これ2025春イベント後段作戦「突入!第二次礼号作戦」進捗/誰だ???

週刊「子供連合」です。
毎週日曜 午後12時30分 更新(適当)。
ネタ切れの時は更新見送りです。

◆艦これ2025春イベント後段作戦「突入!第二次礼号作戦」進捗

ラ級が猛威を振るう。ぶっちゃけ丙提督でも大変だよこれ。

①初雪改二

Lv77までは育てる。それが我が鎮守府の育成方針。
イベントで活躍できるそこそこのラインをLv77以上だと思っているので、このスタンスで10年近く提督業をしております。

②E-4丙

はじまりました。後半戦。やはり甲提督には阿鼻叫喚。というか丙でも心苦しい。

【ギミック1】
C:A勝利×1回
H:A勝利×1回
F2:A勝利×1回
基地防空:優勢×1回
【戦力ゲージ1】
[L]AAASSS[S突]

【輸送ゲージ】
[R]AxxAAAxAAASA[A突]

【戦力ゲージ2】
[W]SAAAAA[S突]SSS

礼号組は全員温存していたので、ここで札を切りました。この海域は連合艦隊且つ全員「高速+」にしないと最短ルートを通らず右往左往するので、火力を犠牲にスロットを2つ使ってタービンと新型高温高圧缶を採用。タービン自体が1艦隊6隻分しか用意していなかったので、急遽開発で増産。燃料と鋼材を大幅に消費。
丙での攻略ですが、索敵を第一艦隊側に集約させ、第二艦隊礼号組を「主砲+主砲+タービン+高圧缶」もしくは「魚雷+タービン+高圧缶」という如何にも不利な装備選定で挑みましたが、特効が入っていた影響かそこまで心配する必要は無かったなと。上記画像の足柄の装備を見てもらうと分かるんですが、レベルキャップ開放どころか補強増設(穴あけパンチ)すらしてない艦娘が多いのでかなり困りもの。攻略サイトは殆ど4スロ、5スロが開いていて、そこに熟練見張り員や機銃、応急修理要員を積んでいますし。
でもまぁ、うまくいったということで。

③E-5丁

【ギミック1】
D2:S勝利×1回
F2:S勝利×1回
B1:S勝利×1回
B2:S勝利×1回
【輸送】ここから丁
【戦力1】
【戦力2】
[Z]SSASSA

新規艦は出ませんでした。第二艦隊は礼号組+初期艦(Lv179)。
第百一号輸送艦(通称ももち)が頑張ってくれました。
いやこれ丁でも大変だと思います。今に始まった話ではないけども。
突破した時に最終ステージが解放されましたけど、たまげた。
難易度18ですって(E-1は難易度7)。
でも後々見返してみると、前回のイベント「発動!カタパルト作戦」も同じく18。
ステージが多いだけで難易度は前回と変わらず。でもこれ、レイテ後篇の最深部より上なんですよね、よく考えてみたら。

2018年時点で既に★17。まだ★20以上が無いのが救いなのだろうか。

◆誰だ???

 イベントやっている傍らで、また何かやってます。

艦これ2025春イベント前段作戦「北海道防衛作戦」進捗/画像を一括でリサイズ「Ralpha」

週刊「子供連合」創刊。
毎週日曜 午後12時30分 更新(適当)。
ネタ切れの時は更新見送りです。

◆艦これ2025春イベント前段作戦「北海道防衛作戦」進捗

 10年以上もプレイを続けていると、多少の物議に関しては興味が無くなる。今回も運営とユーザーがもめる事案がありましたが、とりあえずはイベントに参戦するということで。艦これ自体はかれこれ2013年から続くコンテンツなので、提督としての経験の差がかなり開いており、向こうの人が「甲ヌルい」と言ってても、あっちでは「丙でもしんどい」と悲鳴が聞こえてくるのは長寿ゲームコンテンツでも宿命なので、当然ではあるが下記の記録を丸のみしないように。(あまり詳しく書いているわけではないので杞憂だとは思うが)

①E-1甲

【ギミック1】F,G,H出現
C:A勝利×3
C2:到達×2 伊168単艦+修理要員
E:A勝利×3
【ギミック2】戦力ゲージ出現
C2;到達×1 伊168単艦+修理要員
G:S勝利×3
H:S勝利×3
【戦力ゲージ】
O:S勝利
xSSSAASA[S突]

 ギミックは例年に比べてシンプル。まだ甲でもぬるい。

②フェニックス改装

ヘネラル・ベルグラノに進化しました。ぼざろの喜多郁代と重なるところがある。

③E-2乙

【ギミック1】G,H,I,J,K出現
C:S勝利×2
F1:S勝利×2
F2:S勝利×2
【ギミック2】
K:S勝利×3 Hマス東海・Kマス陸攻
F:航空優勢×1
【輸送ゲージ】
【戦力ゲージ】
【破砕ギミック】
※ありましたがそのままストレート突破
 甲提督ではないので少しでも無理だと思ったら即下げるタイプです。ここ数年前からは丙でもかなり骨のある敵が待ち構えているので、もはや「仕方ないよ運営だもの」と傷を舐め合うようなコミュニティが出来ても致し方ない。


 色々攻めてるキャラが現れた。

④ヴァリアント改装

 未改装のままだったので。
ボクっ娘戦艦ということでぶっちゃけ気に入ってる。イベント初出勤です。頑張ってもらった。

⑤E-3丙

【ギミック1】
B4:A勝利×1回
D3:A勝利×1回
E2:A勝利×1回
【戦力ゲージ1】
【ギミック2】
H3:S勝利×1回
I1:A勝利×1回
I3:S勝利×1回
K2:A勝利×1回
M1:S勝利×1回
M2:航空優勢×1
【戦力ゲージ2】
【ギミック3】
U:A勝利?×2回
【戦力ゲージ3】
【泊地】
※無し
【破砕】
※無し
 ここも装甲破砕無しでストレート。理由言い訳様々ですが、優先度は「新規艦娘獲得=イベント完走>勲章」といった感じ。


 じじ艦のロシア艦娘登場。心なしかフリーレンのフェルン。まだ声は聴いてないけど。
というわけで、前半戦終了。このあとは資源回復で後日開放の後段作戦が始まるまではキラキラ遠征に徹していました。

◆画像を一括でリサイズ「Ralpha」

 ブログを始めるにあたって、画像の変換を1枚1枚フォトショップで加工していましたが、これが非常に面倒、ということでGoogle先生に頼んでソフトを探してもらったら見つけました。案の定窓の杜。

Ralpha Image Resizer
 複数のJPEG/BMP/PNG画像を高品位かつ高速に一括で拡大・縮小できるソフト。リサイズしたいファイルを画面にドラッグ&ドロップして一覧に追加し、サイズを指定するだけのシンプルな操作で手軽に利用できる。(本文より抜粋)

 これと似たタイプのソフトで「FileBaBaBaBa」というのもあり、こちらはファイル名を一括で変換できるというもの。いずれはBve製作記録ついでのTipsとして記事にはしてみようと思います。忘れていなければ。

BVE5甲北本線/ネパール料理詳細/ファンパレ

◆BVE5甲北本線

 一昔前に製作した架空路線について触れます。重い話は極力抜きで。
製作当時は415系や国鉄とJRの世代がまぜこぜになった世界を作りたくて、JR東日本の東北地方風な架空路線を製作していました。で、20代終了の直前までDMで臨時配布をおこなっていました。国内限定での配布としていたので、リプライによる選別をしていたわけです。ただあまり内容については期待していなくて、2,3行程度の応募文になるだろうなと思ったら、結構ぎっしりと書いてくれているユーザーが多くて驚いたんですよね。なにせBVE2時代とは違い、今は実在路線の需要のほうが大きいので。
そうです、ユーザーからの批評が可視化されたという貴重な時間だったんです、あれは。
この時にはじめて製作して良かったと思えましたし、現在進行形で進めている山形線や、青陽電鉄の開発に対するモチベーションが上がったといっても過言ではありません。X閉鎖にあたり、その一部をこちらで紹介します(原文ママではありません)。



A様「東北の国鉄、JRの雰囲気が詰まっており大変気に入っております。最近制作された青陽電鉄も関東私鉄要素が詰まっており気に入っております」

B様「この時を待っていました!!」

C様「時々運転していますが、豊富なシナリオや路線の雰囲気が非常に好みでいつも楽しませてもらっています。架空路線の中ではかなり好きな路線なので、ぜひまたプレイさせていただきたいと思っています」

D様「甲北本線の雰囲気がとても好きです」

E様「この路線が大好きです。私が祖父に会いに行くときに乗った信越線を感じることができて、公開当初から何度も運転を楽しませていただいています」

F様「最長ダイヤでの待ち合わせ、切り離し等最高でした!」



 創る側の人間がここまで熱意や希望を伝えられたら感極まります。実際絵描きしているときもそうです。「好き」や「楽しい」「素敵」といったプラスの感想は積極的に伝えていくべきです。ありがとうございました。甲北本線が愛されてて本当に良かった。

 ただ、X側のシステムのせいで一部のユーザーが弾かれている事に後日気付きました。本当に申し訳ないです。ここだけは俺の詰めが甘かった。

 その後も、青陽電鉄や山形線でぼちぼちと遊んでくれるユーザー様がいらっしゃるので、いろんなギミックを仕込んでアップデートしていくつもりです。頑張ります。

◆ネパール料理詳細

先日食べに行って、満腹になって超絶怒涛に幸せを感じたあのネパール料理「ディド」について、詳しく書かせていただきます。

というわけでこちら。「ディード」とも呼ぶらしい。
①ディド(パンに近い練り物、穀物つぶつぶの食感)
②タルカリ(つまりそのまま"おかず")
③サグプデコ(ニンニクスパイスとほうれん草の炒め物)
④アチャール(いわば漬物)
⑤生野菜とチャトニ
⑥パパド(パリパリの薄いナン)
⑦ギー(バターのようなもの)
⑧ダヒ(ヨーグルト)
⑨カレー(ダール&チキンカレー)

 最初、ディドだけを食べてみて、それからアチャールやカレーと一緒にいただきました。ディド単体は薄味ですが、もともと薄味ばかり食べていたので抵抗は無く。なお食べ方は千差万別なようで、俺の場合はとにかく色んな味を試してみたく、片っ端からディドを千切って浸けて食ってました。しまいにはダヒやギーと一緒に頂いてみたり。ギーはほぼバターですが「スッ…」と溶けるように口の中に広がるので、これとの組み合わせはメインをほぼ消化し終えた後のデザート感覚で食べるといいかもしれない。食べる毎に「味変」していくのでマジで飽きない。
 ちなみに、ディドは食べるというより飲むものらしい。実際喉越しが良くて、スルッと飲み込めます。あとは店内備え付けのテレビから流れる映像が「国会中継」や「埼玉のケーブルテレビ」じゃなくて「インド音楽」だったらもっと良かったと思う。あとネパールは中東じゃなくてアジアだった。そこらへんの食文化に今は熱が入っているので、もう少し自由が効くようになったら色々味わっていきたい所存。

◆ファンパレ


SSRのりとし、ついにきたる。

バナー作りました/ファンパレ進捗ほか

◆バナー作りました

 ホームページとブログでの活動ということで昔(いにしえ)の形態に戻りつつあります。
SNSでの宣伝を完全に絶つので、それはつまり今の時代でいうと「宣伝活動を諦めフェードアウトする」という意味と同義。ということで検索エンジンに再び立ち返りまして、昔からお世話になってます「にほんブログ村」様や「RailSearch」様、そして新たに「駄文同盟.com」様よろしくです。

◆ファンパレ進捗

 8500万達成。行/伏黒・影/夏油・幻/夜蛾学長・影/宿儺様です。
敵が例に漏れずデバフ無効型だったので、ダウンした時に五条で一発ドーンか、宿儺の伏魔御廚子で揉めてましたが、結果的には宿儺の必殺スキルでポイントを稼ぎました。

 ちなみに60階もついこの間攻略。どうやら上位1%の枠に入っているらしいです。
スコアアタックで1億出している呪術師がかなりいるので母数は相当数では。
なお夢幻廻楼60階攻略には東堂のベストフレンドと三輪の引きつけ&シン陰流で相手の攻撃を吸いつつ、結木の呪力回復に宿儺と矜持2倍掛けの必殺伏魔御廚子で乗り切りました。渋谷事変開門シナリオもクリア。冥冥がパーティに加わりますが、俺は脹相SSRを期待してチャージポイントを温存。実装されたらケチャップで赤血操術します。

◆ツイステはじめて攻略


 はじめてのイベント完走でした。リドル推しなので。
久々にログインしたらリドルが前面に出てたので夜中までシナリオを楽しんでた。
なおガチャは終了。ジャック、デュース、カリムの限定グラはSRでしたが、よく見たらリドルだけSSRだった。ぴえん。

◆ルリドラゴン3巻

 大宮と福島を往復している間に読み切りました。新たに地元の名前のキャラが出てきた。
次巻も待ってます。
いままでバトル系の漫画ばっかり読んでいたので(直近では進撃やグール、AKIRA)、この手のジャンルは読了まで2時間ぐらいかかります。なにせ脳内でキャラが勝手に会話しだすタイプなので、行間やセリフ無しのコマで動作の補完が入り次のページへ進まなくなる現象が起きます。
1巻と2巻でかなり間が開いているんですが、それでもよくわかる、青木ルリというJKの変化。

◆音楽のこと
Syrup16g「うつして」
 ぷっしろ応援団としては不眠症やラファータ、パッチワークあたりも推してますが新アルバムから1曲。コロナ禍真っ最中に出てきた曲としては一番響いたし、一度だけ泣いた。五十嵐隆の作る綺麗なメロディと歌詞は弱い部分を肯定してくれる強さがある。冬の寒空で、マスクして電車に乗っていると雰囲気が段違いにエモくなる。


People In The Box「さようなら、こんにちは」
 通称"さよこん"。歌詞が抽象的で難解。だがそれがいい。この曲は初期の傑作「Ave Materia」の最後から2つ目の曲。「昭和時代の戦時下」に思いを馳せながら、「梅雨明けの空」と「生ぬるい風」を肌に感じながら「平和」を生きているイメージが浮かびます。違うんだろうけど。キモはフィナーレで束縛から解放されるかのような、広がるメロディと気持ちのいい歌詞。魂が天に導かれるような、救われたのかなと思わせるしめくくり。中毒性が高い。ほかにも「さまよう」や「夜戦」「旧市街」など肉厚で不思議な曲が多いのでみんな聞くんだ。


THE NOVEMBERS「今日も生きたね」
 メディアで取り上げられていた曲ですが、ぶっちゃけ自分もノベンバはここから入りました。YouTubeのオススメに出てきていて。スルメ曲でした。これから生まれてくる子供のためにささげたアンセム。カップリングのブルックリン最終出口もいいぞ。


THE SPELLBOUND「すべてがそこにありますように。」
 金カムのエンディング。命が生まれて消えていく様と、歌詞が尾形とリンクしている部分があったりでもはや胸が詰まる。しんどい。この曲が出た頃は艦これでも悲しい報せがあったので、なおさらこの曲には「命」と「生命」について強いパワーを感じます。同じような曲に「融雪(THE SIXTH LIE)」や「Awake(早見沙織)」「Deep Down(Aimer)」があります。


 みんなも強く生きよう。

ある一つの節目

◆はじめに

 10年振りぐらいにブログへ戻ってきました。

 というのも、去年9月からXに再臨しており、契約期間(いわゆる縛り)を設けていましたが、その期限が目前に迫っていたからです。で、昨今。データを公開し宣伝したことで、引用形式で他の方がデータ公開を宣伝してくださっている……。ので、ますます"Twitterやめないで"という沼に足を取られる状況となってしまい、辞めるに辞められない状況に。この負のサイクルに覚えがある。ただそれすらも懐かしい。

 今月30歳になり、いわば中年への入り口に立ってしまった俺です。
折角ならばと新たな10年ということで、ブログでも立ち上げてみよう。
ということで結果これです。続くかはわからん。
そして文章はほぼ感覚で書くので口語と文語が混ざります、ご容赦。


◆Xに戻ってきていた理由

 BVEデータの限定配布場所として。
かつてBVE5で運転できる「甲北本線」という架空鉄道のデータを公開していたんですが、諸般の事情で取り下げ、以後Googleドライブとローカルディスクの中で眠ってました。いわば持ち腐れです。そこに「もう20代終わるし」という謎理由が入ってきて「それじゃあ限定公開でもしようか」と重い腰を上げたわけです。またMMDドラマの制作もある意味で本気モードになっていたのですが、モデルデータのダウンロードにTwitterIDの必要なものがあったりして、あらゆる面で一時的に必要となる状況も重なり、様々な理由で再降臨に至りました。

 結果、半年ほど続くことになりました。この間にも、当初の目的だった配布期間が終了し、その後山形線を作り始めてしまい(製作進捗は特設サイトへ移動)、お世話になった人が結構フォローされて来て――。

 最終的には艦これの皐月が3月25日で生誕100周年を迎え、そのお祝いツイートを以て、本当の意味でX運用の区切りにめどが立ったに至ります。お世話になりました。

◆よかったこと

 BVEプレイヤーの生の声が聞けたこと。
甲北線の限定配布時、国内限定でリプライによる選別を行っていました。その際に「雰囲気が好みだった」「地元の路線みたいで何度も楽しませてもらった」などなど、嬉しいコメントも多く、すべて読ませてもらいました。この時初めて「製作に費やしたこれまでの時間は決して無駄じゃなかった」と思え、申し訳ないことをしたなと胸を痛めたりしました。

 今は山形線と青陽電鉄で、目的が明確かつ設定も地にどっしり足がついている状況なので、BVEに関しては前述の2路線で開発を進めていきます。私鉄に興味ある人は是非とも。関東私鉄の好きな部分を可能な限り詰め込むつもりです。

AtsExやJRパックといった参照に頼らずどこまで作り込めるか――。

◆最近のこと(冬アニメ編)

 冬アニメ終了につき、視聴作品を。

「SAKAMOTO DAYS」

 面白かった。アクションはカッチリした作画を重視したのか、物足りない気がした。
2期もあるのでダンダダンと共に楽しみにしています。特に篁さんあたり。
個人的にはEDでの妻子の作画でヤラれた。

「全修。」

 スタート前は仕事系アニメだと思ってた。
オリジナルアニメである以前に、基本情報はあまり見ずに「これ面白そうだな」って感覚で見るアニメを選ぶタイプなので、いざ1話が始まると異世界に転生され――。これルークがヒロインでした。最初から最後まですごく楽しめました。MAPPA推しなので次のラザロも楽しみ。

「Dr.STONE」

 分割3クールの最終章、前半戦。相変わらず効果音の質に硬派なこだわりを感じる。
記事書いている時点ではDr.Xへ司が武器を向けてるシーンで終わってるので、これからの展開も楽しみに待ってます(ネタバレしてるけど)。

◆最近のこと(BVE編)

 これに関しては、現在山形線の特設サイトで更新してます。青陽電鉄はキリのいいところで一息ついてるので特に情報は無し。


◆最近のこと(艦これ編)

 皐月ちゃん100周年おめでとう。
絵も描きました。pixivで大きい絵が見れます。



 E1甲、E2乙、E3丙で突破してます。
今週末にはE4以降の攻略へ舵を取ります。随分と地獄らしい。
ちょっと装備改修と開発でボーキサイトを消費する寄り道をしたので、キラキラ遠征で資源を稼ぎつつ、タイミング見計らっての出撃となります。これはいずれ記事にしよう。記録しておく場所がどこにもない状態なので。ブログ始めたのは「艦これについてぼやく場所が無く」て、それで欲しかったから、というのもあります。13年も続けておいて、どこにも記録が残らないのは、ちょっとどころか、かなり空しい。



◆最近のこと(音楽)

 好きな曲が多くて書ききれない。
相変わらず凛として時雨とノベンバとシロップとピープルが軸。

dip「hollowgallow」
 いわゆるメロディラインが5分以上続くタイプの曲。
途中にあるグランジなギターソロと、ラストスパートでボーカルと、そのけたたましいギターソロが入ってきてアウトロまで突っ切るのが最高にかっこいい。


Advaita「GaMaPaNiPa」
 中学の頃からビートルズを聞いていたのでインドの曲には抵抗なくすんなり入れると自負してます。もっぱらインドロックはAdvaitaにドはまり中。瞑想的で浮遊感があり、聞いてて心地がいい。


ONE OK ROCK「+Matter」
 ぶっちゃけ"人生×僕="以降の楽曲が好きなので、eye of the stormにおいてミディアムな楽曲群で攻めてきたときは凄いビックリした記憶がある。それでもオリコンで1位になっちゃうぐらいだから、とんでもねぇや。ということで前作でロックナンバーが戻ってきてからも変わらず進化を続けてて追っかけがやめられない。でも個人的には35xxxvが最高傑作で、eye of the stormが「ワンオク」として別次元での最高傑作だと感じています。takaの賞味期限はどこまで保つか。


◆最近のこと(私生活)

 立て続けにキュンパスで福島へ取材に出かけていたので、絶賛節約モードです。
毎日の食事は朝パン、昼米、夜蕎麦豆腐。-20kg痩せました。
ふくらはぎで突っかかってたスキニージーンズがスッポリ入るように。
ただ今回はちょっと余裕が出来たので、久しぶりに外食しました。
近所のネパール・インド料理レストランで「ディド」を実食。
これだけでビックリするぐらい満腹になりました。

ますます中東料理に興味湧いてきますわ。



 あまりにも個人で活動しているジャンルが多すぎて、すみ分けに四苦八苦している状況。
できればこのスタイルで今後10年は維持する、というのを目標として――。

誰が読むのか、この長い記事。

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