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週刊 子供連合

毎週日曜 午後12時30分 更新|ネタ切れしたら休刊

BVE運転会参加報告

◆BVE運転会参加報告

 東京・門前仲町で開催された「BVE運転会2025 Tokyo in東京」へ参加してきました。17日と18日の2Daysですが、当方は2日目のみ参戦。1日目は懇親会もありましたが、後日参加組として前夜祭感覚で参加してみたかったなって思ったのはここだけの話。



 20年間BVEに触っていて、このイベントに顔を出すのは初めてでした。というか、BVE歴20年というだけで驚く人が割と多く、ユーザー層が世代交代している感があって浦島太郎みたいだった。時代は移り変わっているんだなぁ、しみじみ。
 というわけで初参加となったイベントですが、バーカウンターで飲食が提供されていたので、午前中はずっと飲んだり食ったりしてました。シミュレーターの行列は午後になれば落ち着くだろうと見込んで。なお、開催スタートの合図と同時に、スタッフ全員とその場にいる参加者全員で自己紹介タイムがありました。マイク越しに「山形線と青陽電鉄を作ってます、ぜひ運転してみてください」と宣伝しましたが、自分自身はアガりやすいのでしっかり伝わったかなと正直不安ではあった。杞憂で終わったので良かったけども。

 甲北本線時代からプレイしてくださっている運転士の方が、意外と多かったです。架空鉄道の製作自体がかなり下火だなって印象の強かったネット上ですが、これがリアルとなると話は別で、やはりというか、ローカル線や東北地方・北陸本線を模した風景や路線づくりが刺さっていたようで、国鉄とJRがいい感じに合わさっているところに評価があったみたいです。架空路線を作る上では、「現実離れしすぎない」ことと「実在性の強さ」を軸としていたので、それが高評価に繋がっていたんだなと。



 午後から運転に出撃。211系と京急800形のマスコンをいじらせてもらいました。正直に言うと「マジで楽しい」でした。211系のハンドルは操作し易い。本物よろしく金属製なので、スピーカーから出る音が運転台に振動として伝わるので、かなりの臨場感。総武・成田線は久しぶりの運転だったので、かなりたどたどしい操作でした。ですが、やはりというか「男は黙ってツーハンドル」の人間。ジョイント音で睡魔に負けるそうですが、気持ちよく運転させてもらいました。

 つづいて、京急800形。写真は昔撮影したもので代用します。
 2011年12月12日撮影。

 操作の感覚ですが、ワンハンドルマスコン系はやはり硬い。というより、Pノッチからニュートラルに戻すときに「Nに入った」ことがわかるような感触が無いので、かなり手こずりました。運転しにくい。マジで。ただ、ブレーキはかなり効くので高速進入でもがんばれば止められるあたり、さすがダルマ。この車両が過去帳入りしているのはなんとも惜しい。



 夕方に入ると、主催のでんちょく様による運転競技会(生配信)が行われました。私はカメラの映り込みを避けてずっと隠れてスマホから観戦していました。

 恐れを知らぬ挑戦者、上には上がいると思い知らされる。皆さん上手いです。普段からキーボードで運転しているので、いざ本物に近いマスコンを操作するとなかなか上手くいかないのが悩みである。しかも800形のマスコンで京成3000形を運転するというエグい仕様。それに加えて「壊れたらどうしよう」という一抹の不安もあったので、もう少しマスコンに信頼を預けてもよかったかもしれない。


 運転会全体を通して。ネットでの予約になりましたが、案内メールの時点でスタッフ側が「楽しんでもらいたい」という想いを込めているのがよく伝わってきました。ユーザーや作者間での情報交換や、参加して友達を作ること、シミュレーターゲームとしての文化、更にはバーを併設して飲みながら趣味の話に更ける、等々。今までにない刺激の数々でモチベーションがあがりました。生の感想を頂けたのは、本当に大きい。昔ながらの「知る人ぞ知る」時代のBVEに戻りたい気持ちもあるんですが、今は今で、これでいいのかもなって思ったり。哀しいなって思うこともあるけど、それすら愛おしく思える年齢に近づいてる模様。

 強いて言うならば、ここは参加者全員が主役になれる場。2時代からcsvで孤独に作業へ向き合う開発者ですら引き寄せられる魔力が、ここにはあった。



 「データを公開してもあまり感想を見かけない」などと。無理して話題を振ったのですが、プレイしてくださる方が多いと分かって凄く安心しました。こうやって自信を積み重ねるって大事。アンダーグラウンドに活動する無名側の人間ですが、主催のでんちょく様からも元運転士としてデータに関するフィードバックを頂けたので、時間を見つけては改善に取り組んでゆく次第(その代わりかなりハードルが上がってしまった)。関根→米沢の延伸については、ひきつづき山形線特設ページで改めて報告します。

 というわけで、主催のでんちょく様、スタッフの皆様、そして「山形線」や「甲北本線」をキッカケにお声をかけてくださった運転士の方々、ありがとうございました。励みになります。

 この場をお借りしてお礼申し上げます。
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